学び・勉強

効率の良い勉強・読書のしかたとは? 大事なのは「アウトプット」

abstract blackboard bulb chalk
さっさ

勉強や読書の仕方に困っていませんか?

学生や働きながら学んでいる人なら「もっと効率をよくしたい」ときっと誰もが思っていますよね。

でも、いくら教科書を読んでも、問題集をやっても、結果が思うように出ない人がいます。

また、読書をしても「アウトプット」をしていないとか、「アウトプット」の方法を間違えていては、成長できません。

せっかく頑張ったテスト前の猛勉強。
せっかく「良かった」と読み終えた本。
ちょっとたつと、その学びを忘れている悲しさは、僕も何回も経験しています汗

そこで今回は、人生を変えるための「アウトプット」の仕方を深掘りします。
「学んだことを忘れないための方法」を伝えます。

abstract blackboard bulb chalk
Photo by Pixabay on Pexels.com

今回は「勉強と読書は同じ」という前提でいきます。

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まず「アウトプット」とは何か?「インプット」の反対のイメージです。

「インプット」はいろんなことを覚えるイメージですよね。
外にあるものを中に入れていく感じ。

「アウトプット」とは自分の行動を変えたり、人に説明できるようにしたりと、覚えた知識を実際に使うことです。
中にあるものを外に出す感じ。

「でもインプットの反対って、中から外に出ていくんだから、忘れてしまうことなんじゃないの?」
いいとこに気付きましたね。
確かに辞書でも「アウトプット」に「覚えた知識を使う」という意味はありません。
でも実際には、そういう意味で使われることが多いのです。

断言します。
勉強でも仕事でも結果を出し続けている人は、インプットよりもアウトプットを重視しています。
学んだことを自分の言葉で説明できるし、行動を変えています。

テスト前に勉強を頑張ったり、読書で学んだりしても、「なるほど」と思うだけで終わってしまうのはもったいないですよね。

特に20歳を超えると、物覚えが悪くなっていきます。
アウトプット中心の学びに切り替えないと、記憶に残らないし、経験値にもなりません。
ですから「アウトプット」の仕方を学べば、将来的にもかなりお得ですよ。

学びを最大限にする3つの「書き方」

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今回は書き方に絞って伝えます。

できるだけ手で書きまくる。

大学生が講義で、ノートに手書きをする代わりに、タブレットやノートPCでタイピングをして、ノートを作ることがあります。

海外の大学の研究で、「手書きとタイピングでは、どちらが記憶に残りやすいか」を検証した結果、手書きの方が成績がよく、集中力も長く持ち、新しいアイデアが浮かびやすい、ということが分かりました。

ですから「英単語や漢字、理社の一問一答」を効率よく覚えたい!というときは、できるだけ手書きで練習した方が、記憶に残りやすいといえます。

また、脳の働きをMRI(磁気共鳴画像)でスキャンしたら、手書き中のみ「ブローカ野」という言語処理にかかわる部位が活性化していることも明らかになっています。

結論:効率よく学びたいなら、ノートは手書きで書きまくろう!

気づきを書き込む。

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Photo by Olya Kobruseva on Pexels.com

テスト勉強の場合

重要なところに赤線を引いたり、マーカーペンでの線引きってしますよね。

大事なことなので、ぜひやりたいです。

でも見開き2ページで、半分以上、線を引いてしまう人がいます。
これでは何が重要なのか、わからなくなってしまいます。
「1ページあたり3分の1まで」くらいまでを目安にしましょう。

気づきの書き込みも積極的にしましょう。

「なぜ?」「意味不明!」
という疑問を書き込む。
「先生・知り合いに聞いて解決!」
「ググって解決!」
とその後の行動も書き込む。

「強敵!なかなか覚えられない!」
と英単語のそばに、自分の気持ちを書き込む。
「覚え方を聞いた!」「覚え方を調べた!」
とその後の行動も書き込む。

どうですか?
塾で生徒たちの教科書や問題集を見ていると、これをやっていない人は多いです。
でも、一部の成績がいい生徒はやっています。

こういう生徒の質問は、講師側も聞きやすく、解決が早いですね。

これをやるようになると、記憶の定着率が劇的に高まります。
ついでに、世界で自分だけの教科書、問題集が出来上がる達成感、うれしさもあります。

読書の場合

精神科医の樺沢紫苑先生の調査では、本の書き込み派が7割、きれいに読む派が3割でした。

書き込みをする人の方が、多いんですね。

読書でも線を引いたり、気づきを書き込んでいくことで、攻めの読書ができます。

ただ、紙の本だと、そもそも書き込みに抵抗がある人もいますよね。

そういうあなたは、電子書籍でやりましょう。
Kindle本をスマホやKindle端末で読めば、気にせず線を引きまくれます。
しかも、後から線を引いたところだけを、まとめて見ることもできます。

「えっ、何それ?」という人は、よかったらこちらもご覧ください。
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頭の中にある情報を一気に書き出す。

テスト勉強の場合

  • Unit6に出てきた英単語。
  • 公民で国会・内閣・裁判所のこと。
  • 理科で天体のこと。
  • 数学で相似のよくある出題パターン。
  • 国語でテスト範囲になっている漢字。

例えば中学3年生で2学期期末テストに向けてであれば、こんな感じのことを、ノートに思いつく限り書いてみるのがオススメです。

きっと得意科目はたくさん書けて、苦手な科目はあまり書けないですよね。
でも今の自分が何を覚えていて、何を覚えていないのか?を明らかにするのは、それだけで効果があります。
思い出せるのが少なかったことが、例えば翌日に1つでも書けるようになっていれば、それは大きな成長ですから。

口で言ってもいいのですが、それだと消えてしまうのがもったいないです。
消えてしまうと、自分でも理解度が分からないんですね。
「目に見える形で残す」のがポイントです。

読書の場合。

  • 本を読み終えた後、気づきや学びを書きまくる。↓ そして、、、
  • 知り合いと本の内容について、共有する。
  • TwitterやInstagram、Facebookで学びを発信する。

こんな感じでやると、読んだ内容が無駄にならずに済みます。

また、発信しようとすると「どう言えば伝わるか」って、めちゃくちゃ頭を使うんですよね。
こうしてちょっと考えるだけでも、気づきが深掘りされます。
「書くのが面倒」という人は、忘れないうちに発信したいですね。

まとめ

今回は、効率の良い勉強・読書の仕方とは?でした。

記憶に残りやすい書き方を伝えました。

勉強では、間違いなく結果が出ます。
読書では、学びや気づきが無駄にならず、人生の糧となります。

ぜひやってみてくださいね。

参考文献 「アウトプット」を深掘りしたい人向き

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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