会話がもっとうまくなりたい!「相手のことを否定しない」
この記事はこんなあなたにオススメです。
- 普通に話しているのに、どこか冷たいと感じさせてしまう。
- もっとモテたい。
- もっと売れたい。
否定された側はよく覚えているものです。
知り合いの話で、思わず納得してしまった2つのエピソードです。
例1 せっかく相談したのに、いつも怒られてる雰囲気にしてくる上司。
ただ解決したかっただけなのに、部下側はいつの間にか怒られている感覚になってしまうことがあります。
- 「なんでもっと早く聞かないの?」
- 「なんでそういう状況になってるの?」
- 「できないならできないって、早く言って」
こんな風に言われたら、誰だってやる気がなくなりますよね。
これ知り合いが言う、会社の上司あるあるです。その会社では他の社員も口をそろえて、その人はどこか冷たい、相談に乗ってくれない、ヤバイとこぼしているそうです。
これはもったいないですね。上司には指導した感覚が残りますが、部下は2度と相談しなくなります。
そして、どうせ答えてくれない、と疑問を解決する習慣、疑問と思う習慣すらも無くなって、その会社の業績は伸びなくなってしまうでしょう。
いつも相手を否定している自覚がある人は、直すだけで人間関係が劇的に改善します。
上司側は、なかなか自覚しにくい人もいるかもしれません。
そういう時はここ数年の離職率を分析してはどうでしょうか?
「辞めたい」と申し出があるのは、いつも決まった上司の部下であることが大半です。
仕事自体はやりがいがあるのに、上司のせいで辞めてしまうのはもったいないですね。
部下側の人で、どうにもならないとき。勇気を出して転職・起業を検討しましょう。
残念ながら上司の性格はなかなか変わりません。
いつも否定してくる上司に、一念発起して物申してみるのも1つの手段ですが、おそらく空振りに終わります。そして、あなたはその会社でますます過ごしにくくなってしまう可能性があります。
そうであれば、同業他社への転職とか、自分が社長になって好きに事業を展開してみるとか、新たな道を探すことをオススメします。
1つの会社にしがみついている時代はとっくに終わっています。大企業ですら終身雇用は無いと明言しているくらいですから。
例2 相手が言ったことをいちいち訂正してしまうバイト君。
場面1
バイト「(建物に入ってきながら)はぁ〜暑い」
社員「涼しくなってきたけど、まだ昼は暑いもんね」
バイト「違います。走ってきたんです。」
社員「…💢」
場面2
バイト「はぁ〜疲れました。」
社員「今日は勤務が長かったもんね、お疲れ様」
バイト「違います。変なお客さんいがいて、大変だったんですよね」
社員「…💢」
知り合いの勤務先で、実在するバイト君です。
相手の言葉の内容を否定するタイプ。
こういう人は、少なからずいます。
「違います」の一言がいかに好感度を下げてしまっているかに気づかなければなりませんね。
この一言のせいで、多くの人があなたのことを避けているのだとしたら、もったいないです。
「違います」→「そうですね」に変えるだけで人生が変わる。
相手から返ってきた言葉に間違いはないのですから、いったん「そうですね」と認める言葉を伝えてはどうでしょうか。
「暑い」と言われたら「そうですね。走ってきたので余計暑いです」
「勤務時間が長かったもんね」→「そうですね。その上変なお客さんがいて大変でした」
どうですか?印象がずいぶん違いますよね。
否定の言葉を言われて「…💢」となっている人は、シンプルに理由を質問しましょう。
実は気遣って話している側にも、改善の余地があります。
「暑い」とか「疲れた」原因を決めつけて返事をしてしまっているのがもったいないところです。
間違いはないのでしょうが、相手にとってはメインの理由ではないので、否定されてしまっているのかもしれません。
「暑い」→「どうして暑いの?」
「疲れた」→「どうして疲れたの?」
とシンプルに理由を質問してみてはいかがでしょうか?
ただ、こうしたところで「変なお客さんがいたからに決まってるじゃないですかぁ」とバイトくんがなったら、「決まっとるんや、やるな」と軽く済ませましょう。
それでお互いのストレスが最小限になります。
まとめ
人間関係を良くするためには、相手を否定しないことです。
人格も、言葉の内容もです。
どうしてもそうしなければいけない場面では、相手へのダメージを考えましょう。
否定されて喜ぶ人間は1人もいません。
塾講師の経験でいうと、親に否定され続けて育った子どもで、成績がいい人はいません。
相手が言ったことを、「確かに」「なるほど」といったん認めてから、次の言葉につなげるだけで、人間関係を向上させることができます。
すぐにできることなので、ぜひやってみてください。