「休む技術」[西多昌規](働き方はもういいから、休み方のほうが知りたいよって時あるよね)
働き方をよくするとか、生産性を高める本はたくさんあって、このページを見ているあなたならもっとバリバリ仕事ができたらと願って、毎日働いていますよね。
でも、翌朝疲れが取れていなかったり、せっかくの休日なのに昼寝をしたりぼーっとしたりして終わることもあるんじゃないでしょうか。僕もです。
この本がオススメのあなた。
- 毎日忙しい。
- 休みの日も仕事のことが気になってしまう。
- 自宅に戻ってもリラックスできない。
手に取ったきっかけ
いつも行っている書店で見つけました。
「仕事でスキルアップがしたい」とビジネス・自己啓発本を探していたのですが、この本を見つけたとき「休もう」という全くなかった発想に、しばらく立ち止まって考え込んでしまいました。
今は「確かに休み方を学ぶのも大事だ」と思っています。個人的には体の無理が効くのは20代のうちだけだと思っていますから。30代後半になると、残業があまり無くて週2日休めてもしんどくなってきます。
この本の内容
休憩か?仕事か?と迷ったら?やることがありすぎて「今、何をすればいいんだっけ」と混乱したら?大失敗のダメージにくじけそうになったら?休んでも休んだ気がしなくなったら?そんなときこそ、上手に休んで切り替えよう。こころもからだも人間関係も「やらなきゃダメ」も…かしこいオフで効率アップ。
Amazon 商品の説明 内容より
- 1章 暮らしをゆるめてこまめに休む技術
- 2章 からだをゆるめて休ませる技術
- 3章 上手に休んでパフォーマンスを上げる技術
- 4章 人間関係を休む技術
- 5章 「やらなきゃダメ」を休む技術
という5章の構成です。
「休む」ことについて、全体的に学べる印象です。さらに気になるところがあれば、ググったり、他の本を読んだりして、深掘りしていく感じでいいと思います。
著者について 西多昌規(にしだ まさき)
精神科医・医学博士。自治医科大学精神医学教室・講師。1970年、石川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター、ハーバード・メディカル・スクール研究員を経て、現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。スリープクリニック銀座でも診療を行うほか、企業の精神科産業医として、メンタルヘルスの問題にも取り組んでいる
Amazon 著者略歴より
グッときたところ3選
仕事の中に「サボる時間」を「計画」すればラクになる。
1時間休憩したら、あとはフルスロットルで働いてしまっている人、いませんか?
人間の集中力は60〜90分が限界です。
小学校は45分授業、中学・高校は50分授業って決まってますよね。大学でも1講義は90分です。
ですので、ちょっと力を抜く時間がこまめに必要なんですね。
塾では夕方5時から夜10時までが授業でノンストップです。だから5時までの勤務でいかに消耗せずに他の仕事を済ませられるか、というところが大きいですね。
つらくなったら、人間関係を「休む」日があってもいい。
平日の休みを使って混んでいないところへ行ってリフレッシュするのもいいです。
あえて歯医者に行ったりして、日頃と違う人間関係を楽しんでみたりということもいいです。
まあ、休むといっても、ただ寝ているのではなくて、積極的に何かにトライするという感じですね。歯医者は僕も月1でメンテナンスに通っていますが、毎回新鮮な気持ちになります。
絶対にしなければならないことはそんなにたくさんありません。
「この仕事は今やらなければならないのか?」と考えれば、「Yes」であることはそう多くありません。
「緊急性」「重要性」が高くなければ、また明日にしましょう。
要領が良くて、ガンガンこなせてしまう人は要注意ですね。「あの人は仕事が早い」と突発的な仕事がどんどん回ってきてしまいます。誰かがやれば済むことは、できるだけ他の人にやってもらいましょう。
まとめ
仕事の効率やマインドを上げるために勉強するのはいいことです。
でもそればかり考えて疲れてしまっている人には、ターニングポイントとなる1冊です。
中には、自分が疲れていることに気がついていない人もいます。そういう人にはぜひ読んでほしいですね。