【読了記録】苦しかったときの話をしようか/森岡毅(娘どころか、日本人全員へのメッセージ)
どうも、さっさです。
森岡毅の著書『苦しかったときの話をしようか』を読みました。
学びや気づきを書き残します。
発行 2019年4月10日
読了 2022年7月2日
読んだきっかけ
知人のススメで即ポチしました。
この手の本は元々大好きだし、本屋で平積みになっているのを何度も見ているので、もっと早く読めばよかったんですが…。
実は今の会社では、いくらやる気を見せても何も評価されず、やりがいも無くて、結局むなしくなってしまうのが分かっていました。
塾の入会手続きを紙ではなくてタブレットにするとか、講座の申し込みも紙ではなくHPからポチポチしてもらうとか、中学部から高校部への継続を1人ずつ勧めるのではなく自動化するとか、どう見ても効率化が図れて業績がすぐに向上することを提案しても、老害上司たちに却下され続けました。
上司たちは保身で精一杯だし、役員には誰も意見が言えないし。そんな社内政治にもうんざりしていました。
僕は元々、面白いことはすぐに自分でやったり、人に話したりという性格。それなのに、すっかり牙を折られて、上司たちにとって都合のいい歯車をやらされていたのです。
このまま死んだように生きるのか、と意気消沈。そんな自分が嫌というストレスで、心身に不調をきたすようにもなってしまいました。
そんなこんなで、最近は自己啓発本そのものを避けていたんです。
でも、会社を退社することが決まりました。
健康と家族が大事ですからね。
これからは改めてこの手の本を読みあさって、パワーをチャージし続けようと思います。
この本からは巨大なエネルギーがもらえました。
森岡毅の本も全制覇しようかな。
この本を勧めたい人
・これから就職活動を始める人。
・20代会社員で、おかしな上司やお客さんに振り回されても、「何事も経験だ」といろいろ我慢している人。(本当は我慢しなくてもいいんですよ。)
・30代会社員で、「このまま今の会社にいてもいいのか」と不安な人。(その不安はこの先、なくなるどころか、さらに大きくなってしまいますよ。)
・40代会社員で、自分の理想と会社や上司の理想の違いに我慢ができなくなっている人。(僕はコレ。もう我慢できないので、退職しました。)
こんな感じでしょうか。
とにかくこの本を読むと、会社員であることを見直すきっかけになります。
大まかな内容と感想
年間集客が約700万人まで減少し、このままでは倒産確実といわれていたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)を、年間約1500万人のテーマパークへ再生させた稀代のマーケター、森岡毅。彼は大学生になった我が子のために、就活・昇進・転職・起業などキャリア形成について書きためていたプライベートな文書があった。これに編集者が気づいて読んだところ、激しく感動。一般に向けて出版されることとなった。
Amazon商品ページから抜粋
娘に宛てたメッセージというのがいい。
でも、読んでいると娘どころか、考えないことや我慢が当たり前になってしまっている全ての人へのメッセージと言えます。
この本からの学びは、
・自分の特徴を理解し、それを磨き、強みが生きる環境を選択すること。自分でコントロールできるのは、この3つしかない。
・資本主義は、人間の「欲」をエネルギー源にして、社会を発展させる構造を持つ。だから、生活がより便利になることに今後もお金が集中する。
・日本の教育は従順な大人(サラリーマン)を育てるようなもの。40代にはほどほどの待遇になっていて、転職や企業のエネルギーは湧いてこず、既に手足を絡め取られている。
・会社では、どう見ても成功しない案件も請け負わなければならない。発案者の役職が上であるほど、誰もNoと言えない。
・考えないことや我慢がデフォルトになっている社会を、それぞれの「欲」に従って素直に進むことが当たり前になる社会に変えたい。
まとめ
今回は森岡毅の著書『苦しかったときの話をしようか』の読了記録でした。
この本では、他にも「自分の強みをどう知るか」という章で、自分の特徴を具体的に知ることができる方法が書かれています。
僕もやってみましたが、「やっぱりそうか」と自分の特徴を再確認できました。タイプごとに趣味が違うことも書かれています。
「読書」があるタイプに属していることを確認できて、ほっとひと安心(笑)。こんなに読書しているのに、タイプが違ったらどうしようと思いました。ゴルフとか登山とか、これまで続かなかったものは、やっぱり性に合っていなかったということなんですね。
この本は、働いている人全てに刺激があり、何らかのきっかけになると断言できます。
未読の人はぜひ即ポチをお勧めします。
それでは、また。