【読了記録】小説 映画ドラえもん のび太の地球交響楽(2024年3月公開)
どうも、さっさです。
『小説 映画ドラえもん のび太の地球交響楽』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
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読んだきっかけ
2歳の息子がドラえもんにハマっている影響です。
レギュラー放送は欠かさず録画して、さらに同じものを何回も見ています。
僕のところにテレビのリモコンを持ってきて、
「なえもーん」(本人は「ドラえもん」と言っているつもり)
とリクエストされます。
そんなこんなで2024年1〜2月にかけては、番組の最後に新作映画の宣伝があって、ついでに一緒に見ていると、気になってくるわけでした。
僕のドラえもん遍歴
「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」(1988年3月)が初めてのドラえもん映画。
そこから「ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」(1993年3月)までの6作品を熱中してみました。
1982年(昭和57年)5月生まれですから、幼稚園年中から小4までという感じです。
それにしても初めてのドラえもん映画がパラレル西遊記って強烈じゃないですか?
僕、いまだに忘れませんよ。あの恐怖感。
その後「日本誕生」「アニマル惑星(プラネット)」と続きますが、これら3作品が僕にはドンピシャ幼少期映画です。
あらすじと感想
学校の音楽会に向けて苦手なリコーダーの練習をしていたのび太の前に、美しい声の不思議な少女・ミッカが現れた。ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな
Amazon商品ページより
「の」の音を気に入り、自分の住む“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。そこはエネルギー不足で休眠状態に陥っていて、ミッカは、音楽のエネルギーで殿堂を復活させるため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった。ドラえもんたちは、ミッカと演奏することで、
少しずつ殿堂を復活させていくが・・・。
今作は映画の脚本を担当した内海照子さんがノベライズしています。
テンポのいい文章、感じには全てルビという親切設計。
大人でもあの頃を思い出しながらサクサク読めます。
ノ〜〜〜〜〜♪
と、のび太のリコーダーから間抜けな音が。
作中で何回も出てきて、結局この「ノ」の音がキーになる展開が待っているわけですが、一体どんな音なのか分からなくて面白い。
不思議な少女ミッカはのび太のことを「のほほんメガネ」と呼ぶのも面白い。
今の時代、見た目でからかっちゃいけない、と誰もが教育されている中で、よくぞ言ってくれた!と、僕の世代にはスッキリする感じがあります。
(確かキレイな人にもキレイって言っちゃダメなんですよね?今の時代どうなってんだか。)
不思議な世界に迷い込んだのび太たち。どうやら音楽で世界を復活させる「ヴィルトゥオーゾ」と呼ばれる存在になります。
のび太はリコーダー。
ジャイアンはチューバ。
スネ夫はヴァイオリンと、それぞれに合った楽器がチョイスされます。
ライセンスカードというものがついていて、楽器の持ち運びも簡単にできますし、上達すると音が鳴って、カードに書かれる内容がレベルアップする仕組み。これは現実世界でも欲しいなー。
今回のピンチは「あらかじめ日記」という道具にのび太が書いた何気ないことから始まります。
その後、地球が得体の知れないものに食べられそうになってしまいます。
(このくだりで「劇場版ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」を思い出してしまいました。メタルクウラのやつです。星が食べられそうになるというのはちょこちょこある設定のようですね。)
その解決に向けて、映画では頼もしいジャイアンというおなじみのくだりがあったり、4万年越しのお宝が絡んできたり、胸熱の展開が待っています。
結末まであっという間でした。
まとめ
いかがでしたか?
今回は『小説 映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の読了記録でした。
音楽関係の小説って、これまで何冊か読みましたが、正直どれもイマイチでした。
文字でいくら華麗に表現されていても限界があると思っていました。
でも今作は超えてきましたね。面白かった。
ドラえもんという大きな土台があるのは間違いありませんが、内海さんの文章力もすごい。
これはぜひ映画を見てみたい。
でも2歳の息子にはまだ早いかなー。
それでは、また。
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