「容疑者Xの献身」[東野圭吾]あらすじ(こんな愛の形があるのか)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「容疑者Xの献身」ネタバレ無し。
物理学者の湯川学が活躍するガリレオシリーズの中でも、大人気の作品ですね。
2012年に発表された「読者1万人が選ぶ東野作品人気ランキング」で第1位になりました。
今回の事件の容疑者は湯川の学生時代の知り合いです。しかも天才数学者。湯川が「天才」と呼ぶほどの数少ない逸材です。
湯川が容疑者を追い詰めるときに、葛藤する姿があります。シリーズの中でも珍しいシーンです。
「こんな形の愛があるのか」と終盤は泣けて仕方がありません。
この作品は2020年4月に特別に電子化がされています。
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著者紹介 東野圭吾
1958年、大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞
BOOK著者紹介情報より
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あらすじ
天才数学者の石神は高校の数学教師。
アパートの隣に住む花岡靖子に想いを寄せています。靖子は弁当屋で働いていて、石神は毎朝そこに通って弁当を買っているのでした。
ある日、靖子の前に冨樫慎二という男が現れます。冨樫は靖子の元夫。アパートの場所を突き止められて、復縁を迫られます。靖子にはやり直す気は全くありませんでした。
話を聞いていた娘の美里は我慢できずに、冨樫の頭を花瓶で殴ってしまいます。
このままでは娘を殺されてしまうと思った靖子は、こたつのコードで冨樫の首を絞め、殺害してしまいます。
石神は隣の部屋から聞こえてくる物音から、何が起こったかを察します。
そして彼女たちを救うために、犯罪の隠蔽工作をするのでした。
やがて富樫の死体が発見され、元妻の靖子は重要参考人として、警察からマークされます。しかし、調べれば調べるほど、靖子のアリバイは次々と証明されていきます。石神が仕組んだ天才的なトリックのおかげです。
帝都大学准教授の湯川学。冨樫殺害事件の捜査にあたっている友人の刑事・草薙から話を持ちかけられます。容疑者の部屋の隣にたまたま同じ帝都大学出身者がいることを知ります。
それが石神であることを知ると湯川は驚きます。学生時代に唯一天才と認めていた友人だったからです。
湯川は石神を訪ねます。そして、石神の事件関与を疑い、警察とは別に捜査を進めます。
石神の言葉がきっかけで、事件の真相に気が付く湯川。
湯川は、石神が選択した予想外の行動とその思いに苦しむことになります。
まとめ
いかがでしたか?
この作品はミステリー、愛、科学者と数学者の交わりと、いろんな魅力があります。最初から最後までずっと面白いです。
東野さんは、実際にある大学の数学教授のところに取材に行っています。そうした下準備もあって、この名作が生まれたんですね。
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