【読書記録】探偵ガリレオ/東野圭吾
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『ガリレオ』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
あらすじと感想
突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。
Amazon商品ページより
帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学、常識を超えた犯罪と謎に天才科学者が挑む。累計1300万部突破、空前絶後の人気ミステリー・シリーズの記念碑的第一作。解説・佐野史郎
上記の事件を始め、全部で5つの短編集。大まかな流れは以下の通り。
第1章 燃える
公園で騒ぐ若者集団の1人が、突然後頭部から燃え上がり亡くなってしまいます。捜査に進展はなく、刑事の草薙は事件の3日後にかつての知り合いである、帝都大学理工学部物理学科第13研究室の湯川の所へ。
衝撃の凶器と同情できる動機。記念すべき湯川初登場の事件。
第2章 転写る(うつる)
池から出てきた金属製の仮面・デスマスク。それは以前亡くなった人の顔にそっくりでした。亡くなった経緯とデスマスクがどうやってできたのか、という2つの謎を追いかけます。
金属を勢いよく顔にぶつけたくらいでは当然できないデスマスク。一体どうやって作られたのか?
事件の動機はよくある話ですが、犯人はなかなか気がつけませんでした。
第3章 壊死る(くさる)
浴室で亡くなった男性。胸のあざのところだけ壊死しているという奇妙な死に方をしていました。薬物でもないし、感電でもありません。一体どうやって亡くなったのか。
ホステスである美貌の女性・聡美。彼女に群がる男たちの話です。
第4章 爆ぜる(はぜる)
湘南の海の上で突然轟音と共に火柱となってしまった妻。海水浴場はパニックに。
この殺害方法はかなり強烈。そして実際にできそう。でもこれと似た事件のニュースは見たことがないから、いざ実行しようとすると難しいのかも。
動機は賛否あるかも。僕は厳しすぎると思いました。内々で済ませても良かったのではないかと思います。
第5章 離脱る(ぬける)
幽体離脱をして殺人事件の手がかりとなる赤い車を目撃した少年。その部屋からはどう頑張っても見えないものでした。その特殊能力に喜んだ父親は、金儲けを企みます。
事件の真相と幽体離脱の謎。気になり過ぎて一気読み。
解説は佐野史郎によるもの。東野圭吾いわく、湯川は佐野史郎をイメージして描かれたそうです。探偵とか医者で理系のイメージもピッタリだったとか。へー。
第1、2、5章はドラマでもやっていたのを覚えています。
短編って登場人物が限られるから犯人当てがしやすいと思うのですが、この小説は全く分かりませんでした。
まあ当てようと思って読んでいるわけではありませんが、一応東野小説を全部読んでいる者としては、たまには真相を当てたいと思っています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説『探偵ガリレオ』の読書記録でした。
この小説も数年前の再読でしたが、見事に忘れていました。
こうして何年かおきに繰り返し読んで楽しもうかな。他の作家の知らない小説を読むよりも面白い確率は遥かに高いと思う。
それでは、また。
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