東野圭吾

「卒業」[東野圭吾]あらすじ(加賀恭一郎シリーズ、始動)

さっさ

どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の推理小説「卒業」あらすじと感想。

人気の加賀恭一郎シリーズ第1弾。加賀がまだ刑事になる前の大学生時代に、初めて殺人事件と向き合います。

1986年5月20日に単行本、1989年5月15日に文庫本が刊行されました。2009年に新装版になった際に、タイトルは「卒業 雪月花殺人ゲーム」から「卒業」になっています。

2013年のオリコンランキングで累積売上100万部を記録。歴代19作目、東野作品では6作目の文庫本100万部突破となりました。

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放課後』が江戸川乱歩賞を受賞する前から、翌年の応募作として書いていた作品です。

東野さんサラリーマン時代の最後の作品。会社を辞めてから、この原稿を土産に状況したそうですよ。

加賀のキャラについては、何かを引きずっている人間にしたかったということです。

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大学生の加賀恭一郎

大学4年生。身長180cm。剣道一筋。
学生剣道個人選手権で2年連続優勝しています。

後の作品では、「剣道で有名なあの加賀か」という感じで登場します。

将来は父と同じく警官になろうかと迷いましたが、教師を目指しています。

同じ大学の相原沙都子が好きで、結婚してもいいと思っています。

後のシリーズ作品『新参者』などの映像作品では、阿部寛が加賀恭一郎を演じています。イメージがピッタリ過ぎますね。

あらすじ

女子大生の牧村祥子が、下宿先の部屋で死体として発見されます。

卒業を控えた大学4年の秋のことでした。

加賀がいつも一緒にいるグループの1人です。体調を崩していると聞いて、友人の相原沙都子金井波香が様子を見に訪ねた時の発見でした。

左手首の傷、また部屋には鍵がかかっていたことから、自殺の可能性が高いと思われました。

祥子は日記をつけていたのですが、4日前から更新されていませんでした。何かあったのではないかと警察は考えます。
恋人の藤堂正彦と何かあったのか?夏の講座旅行で知り合った男たちとの間に何かあったのか?本当のところは、まだ分かりません。

やがて仲間の1人である金井波香が毒物を飲んで死んでしまいます。第2の事件発生です。

加賀はこの2つの事件は繋がっていると推理して、独自に捜査を進めます。

・・・

感想

僕は加賀シリーズをいくつか読んでから、この作品にたどりつきました。

「大学生の時の加賀って、こんな感じなんだ。変わってないじゃん」と、シリーズを順番に読んでいなくても、スッと入って来ましたね。どれから読んでも大丈夫です。

でも、これから加賀シリーズを読み始めます!という人は、できたら「卒業」から順番に読んでほしいですね。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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