「悪意」[東野圭吾]あらすじ(そりゃ悪意わくわ。)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の推理小説「悪意」あらすじと感想。
人気の加賀恭一郎シリーズ4作目。
1996年9月に単行本、2000年1月5日に講談社ノベルス、2001年1月15日に文庫本が刊行。
2001年11月〜12月にはNHK総合テレビの「月曜ドラマシリーズ」枠で放送されました。
いつものミステリーですが、今回は「動機」の解明を重視した作品です。
話が何度もくつがえりますし、新たな展開を次々と迎えます。
読んでいて頭の中が忙しくなります。
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あらすじ
物語は、野々口修の手記という形で語られます。この作品は、全編を通して登場人物の記述したものという構成になっているので、書いてあることも嘘か本当か分かりません。
野々口はかつて中学校教師をしていて、現在は児童向けの本を書いています。
野々口は小学校時代からの知り合いで、ベストセラー作家の日高邦彦の家を訪れます。
約束の時間に訪ねたのに、明かりが消えていて誰もいません。
そこで日高邦彦が他殺体となって発見されます。
加賀の登場
加賀恭一郎は、野々口のことを知っていました。
加賀は、かつて野々口が勤めていた中学に新人教師として赴任して、その2年後に教師を辞めて、警察官に転職したのでした。
野々口は日高と幼なじみであること、彼のコネで今の仕事ができていることを説明します。
野々口が今回の事件に関する手記を書いていると聞いた加賀は、それを見せてもらうことにします。そこには犯人が誰かを予想するような記事が書かれていましたが、内容と現状の矛盾から、加賀は野々口が犯人ではないかと推理します。
やがて、自分の犯行であると自供はしますが、その動機についてはなぜか一切語ろうとはしませんでした。
加賀は釈然としない何かを見つけ出すために、小学生時代からの野々口と日高の過去を知っている人物に話を聞くことにします。そして、野々口が日高を殺害しようと決意した「悪意」の真実を知ることになるのです。
さて、どんな「悪意」だったのでしょうか?
感想
野々口の手記、というのがなんとも絶妙。事実ではないことも事実っぽく書かれているので、どんでん返しが何度もあります。
でもあっちこっち行って訳がわからなくなる、ということはありません。推理小説として読み応えがあります。
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