【読了記録】クスノキの番人/東野圭吾(泣いたあ)
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『クスノキの番人』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
「ガリレオ」シリーズをきっかけに、東野圭吾のファンになりました。
Twitterのプロフィールにもありますが、東野作品はエッセーも絵本も含めて全て読んでいます。
『クスノキの番人』は『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と同じく不思議系の物語。新たな感動作品です。
単行本は2020年3月発売。すぐに読んで泣きました。
そして2023年4月に文庫本発売。
3年ぶりの再読です。
あらすじと感想
恩人の命令は、思いがけないものだった。
Amazon商品ページより
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。
伯母の柳澤千舟(やなぎさわちふね)に、クスノキの番人をするよう命じられた玲斗(れいと)。
「祈念」をしに来た人たちを案内するうちに、玲斗はクスノキの不思議な力に少しずつ気が付きます。
佐治という50代男性の祈念シーンからスタート。
玲斗はいつも通り案内を完了するものの、佐治の娘・優美(ゆうみ)が内緒であとをつけてきているのを発見。
佐治は家族に祈念のことは内緒で外出しており、優美の調べでは、浮気疑惑も浮上しています。
いったい佐治が何を祈念しているのか?といったところの真相解明が1つのメインストーリー。
そして、玲斗が千舟とのやり取りを通じて、クスノキの番人として成長していく様子。目が離せません。
読んだ後には、玲斗も千舟も佐治も優美も、みんな大好きです。
文庫本の裏表紙のあらすじ紹介がホントに序盤までなので、あまり書けないのが悔しい(汗)。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説『クスノキの番人』の読了記録でした。
単行本を読んでから3年たちましたが、内容をほどよく忘れていたおかげで、また大号泣でした(汗)。
『時生』も『ナミヤ〜』も泣きましたが、『クスノキの番人』も強烈な感動がありました。
「家族愛」が絡んでくると、どうやら涙腺崩壊しがち。
今40歳ですが、やっぱり若い頃よりも「病気」とか「死」の意識は少しずつ大きくなっています。
限られた人生の中で何をするか、何をしようと決めるか、ということが『クスノキの番人』では家族愛絡みで描かれるイメージ。
こういう物語が書ける東野圭吾はすごい。
「ガリレオ」シリーズなどのミステリーもいいですが、不思議系もいいですね。
文庫本の帯には、2024年春にシリーズ第2弾が発売される、とあります。
楽しみすぎますね。
きっとAmazonで即ポチ、即読み、即ブログです。
それでは、また。