「超・殺人事件」[東野圭吾]あらすじ(作家は大変だ。)
さっさ
さっさブログ
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「回廊亭殺人事件」読了記録。
一ケ原高顕が亡くなった。妻子のない高顕の莫大な遺産を巡り、一族が「回廊亭」に集まった。「回廊亭」は、半年前に心中事件が起こり火事が発生したいわくつきの旅館だ。誰もが高顕の遺産を狙うなか、そこには相続関係にない菊代という老婆の姿が。彼女の目的は、心中事件の真相を明らかにすること、そして―真犯人を殺すことだった。事件に隠された衝撃の事実とは!?
「BOOK」データベースより
・老婆は犯人でもあり、探偵役でもある。
復讐を果たそうと回廊亭に訪れた菊代。
親族が集まる中、いろんな駆け引きをしながら半年前に自分たちを焼き殺そうとした犯人を探します。
この設定は「ブルータスの心臓」でもありました。
1人2役という感じで、スリルが倍増します。
・登場人物は少ないが、関係性の把握が大変。
見取り図があって、1つの建物内での設定。
初期の東野作品の特徴です。
遺産相続候補の親族たちが何人か出てくるのですが、把握が大変です。
最初に旅館内の見取り図があって、読んでいる時に何度も見取り図を見返します。
・最後まで真相が分からない。
これは相変わらずですね。
どんでん返しがしっかり準備されています。
初見で見破れる人はいるのでしょうか。
いかがでしたか?
「回廊亭殺人事件」は王道のミステリーです。
限られた場所での話(クローズドサークル)が好きな人なら、間違い無く楽しめますね。
誰もが疑わしい状況が続くのは、モヤモヤしますが楽しいです。
途中で読むのを止めては、自分で推理してみるのも面白いですね。(なかなか当たりませんが笑)
それでは、また。