同級生/東野圭吾(高3の青春ミステリー。甘酸っぱいわ。)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「同級生」あらすじと見どころ。
いやぁ、甘酸っぱい。
あらすじ
修文館高校3年の宮前由希子が交通事故死した。彼女は同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。それを知った荘一は自分が父親だと周囲に告白し、疑問が残る事故の真相を探る。事故当時、現場にいた女教師が浮上するが、彼女は教室で絞殺されてしまう。著者のターニングポイントとなった傑作青春ミステリー。
文庫本裏表紙より
野球部のマネージャーである由希子が、トラックにはねられて死亡。
そこには御崎藤江という女教師がいました。
主人公の西原荘一は授業で御崎を糾弾。「お前のせいで由希子は死んだんだ」と。
そんな御崎がある日、教室で遺体となって発見されます。
犯人は誰なのか?
見どころ
・西原の妹、春美。
生まれつき心臓が弱く、荘一を含め家族みんなで大事に育てています。春美は荘一が出る野球部の試合を見るのが楽しみ。
・西原の同級生、水村緋絽子。
水村の父親は大企業の専務。西原の父親の会社の得意先でもあり、浅からぬ繋がりがあります。
水村の描写がいい。「切長の目をした美人かな」と想像を楽しみながら読めます。
天文学部に所属していて、西原と何度も話をします。
お金持ちのお嬢様としての振る舞いが、男心をくすぐります。
・憎たらしい2人の先生、灰藤と御崎。
灰藤は生徒指導の代表格。由希子の通夜の時ですら、生徒に粗相がないかを見張っていました。天文学部の顧問をしていて、水村のことを生徒としてではなく、女として見ているところがあります。
御崎は灰藤の元教え子。御崎は灰藤に憧れていて、40代になっても独身を貫いています。
まとめ
いかがでしたか?
この作品はネタバレを防ごうとしたら、これくらいしか書けません汗
次から次へと「そうだったのか」と展開していきます。
時系列をわざとずらして書いていますね。とにかく展開がうまいんです。この点はもし小説を書くことがあれば参考にしたいところです。