東野圭吾

【読書記録】真夏の方程式/東野圭吾

さっさ

どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『真夏の方程式』を読みました。
ネタバレ無しの読書記録です。

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あらすじと感想

休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。
翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。
これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは-ーー。
累計1320万部突破の人気シリーズ、福山雅治主演の映画も邦画興行収入第1位(2013年度)

Amazon商品ページより

ガリレオシリーズ6作目。

いつも通り湯川の見事な知識と着眼点で事件の真相に迫ります。

今作の最大の見所は湯川の子どもに対する心境の変化。

子どもは理論的ではない、と言って嫌っており、子どもと話をするとじんましんが出ていました。

そんな湯川が今作では恭平と一緒にロケットの実験をしたり、事件のことで気遣いを見せたりします。

事件も最初は何が何だか全く分かりません。

玻璃ヶ浦の旅館に泊まった塚原正次が死亡。

現地の警察では、酔って足を滑らせて岩場に落下したことが死因と思われました。

ところが解剖の結果、落下した時にできた傷は、亡くなった後にできたものと判明。

しかも、塚原は元刑事。この日の前にも玻璃ヶ浦を訪れていたとの目撃証言が。いったいなぜ?

湯川は塚原の死亡までの経緯に割と早く気づいたようで、

「今回の事件の決着を誤れば、ある人物の人生が大きくねじ曲げられてしまうおそれがある。そんなことは、何としてでも避けねばならない」と言います。

今回はこの事件の真相から、旅館を経営する夫婦とその娘に関する秘密が明らかになります。

小説だと読んでも読んでもなかなか進まないと思うかもしれませんが、まあそこはこらえてじっくり読み進めるべきです。

終盤でつながった時の感覚。全てはその時のために。

まとめ

いかがでしたか?

今回は東野圭吾の小説『真夏の方程式』の読書記録でした。

やっぱり子どもができてから読む小説は、親の目線が深くなります。

この小説は2回目でしたが、今回は旅館の旦那に感情移入することができました。

父として、というところが以前読んだ時には無かった感覚ですね。

湯川の博識、自由奔放ぶりだけでも楽しめるシリーズなのですが、他の登場人物のことも自分と重ねて考えさせられるものがあります。

『容疑者Xの献身』の石神のことも思い出します。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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