ゲームの名は誘拐/東野圭吾 序盤のあらすじと感想(27歳のモテモテ会社員がクライアントの重役の娘を誘拐)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「ゲームの名は誘拐」ネタバレ無しの読了記録。
映像作品では主人公の佐久間を藤木直人が演じています。
うん、ピッタリ。
序盤のあらすじ
敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。
「BOOK」データベースより
佐久間は27歳のモテ男。
物語は女と寝た朝から始まります。
2人乗りのスポーツカーを乗り回して、結婚はまだまだだと、いろんな女とツテがあります。
進行中のプロジェクトに、クライアントから物言いがついて、白紙になってしまいます。
ヤケ酒をする佐久間。直接文句を行ってやろうと、帰りにクライアントの副社長の豪邸にタクシーで向かいます。
入る決心がつかずにウロウロしていると、塀の中から若い女が飛び越えてくるのが見えました。
尾行してみると、それは副社長の娘・樹理でした。
樹理はふとしたことで家出をしました。
「帰りたくない」という樹理を使って、佐久間は狂言誘拐をして副社長から身代金をもらうゲームを仕掛けることにします。
樹理もノリノリです。
感想
・誘拐のスリルと、樹理とのイチャイチャが気になって、読むのが止まりません。
3億円をいかにバレずにいただくか。
なんだかんだで体を許す樹理。
東野作品にはイチャつくシーンがちょこちょこ登場しますが、今回もありました。
・最後に待っているどんでん返し!
やっぱり来ました。
そうだったのか…。
それは予想できません。
まさかです。
これがあるから東野作品はやめられない、止まらない。
・巻末の藤木直人のインタビューが良い。
「g@me.」で佐久間を演じた藤木直人の言葉が書かれています。
クランクインして最初の撮影は、窓から見える夜景を合成するスケジュールの関係で、樹理(仲間由紀恵)と出会うシーンと、どんでん返しに当たる重いシーンから始まったそうです。