【読了記録】たぶん最後の御挨拶/東野圭吾(自作解説、面白い。)
どうも、さっさです。
東野圭吾のエッセー『たぶん最後の御挨拶』を読みました。
発行 2007年1月30日。
読了 2022年5月6日。
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読んだきっかけ
東野作品を全部読む計画を進めています。これで98冊。あと2冊で制覇です。
この本は、本屋でなかなか見つけられなくて、Amazonで注文しました。
内容が約60作品の振り返りだと知らなかったので、後回しにしていたのは結果オーライでしたね。
他の作品を読んでいる分だけ、この本は楽しめます。
まだ読んでいなくても、今後のチョイスの参考になると思います。
内容と感想
打たれ弱かったら作家になんかなってない。下手なエッセイ書く暇あるなら、もっと小説書かんかい!文学賞落選記録15回!―「押し続けていれば壁はいつか動く」と信じ続けた20年の日々。
「BOOK」データベースより
東野さんの幼少期や学生時代のこと。
自作解説や、映画化された作品についての話。
好きなものやスポーツに関する話。
僕みたいなファンにとっては、たまらない内容がてんこ盛りです。
小説は読んでは売ってを繰り返していますが、この本は売らずにしばらく取っておこうと思います。
いくつかの映画で東野さん自身がチョイ役で出演しているとは知りませんでした。
「g@me.」に出ていたのは、プライムビデオで見ていてすぐに分かりましたが、他の作品にも出演していたんですね。
「g@me.」はこれです↓
『秘密』に出演している広末涼子、『白夜行』の綾瀬はるか。この2人に出会った東野さんは、美しさが半端ない。クラスで1番かわいいとかそんなレベルではない、と言っています。
確かにそうなんでしょうね。以前同じ高校に、NHKドラマ「中学生日記」に出演していた女子がいました。その子もかなりかわいかったです。
本文中で振り返っている、1980〜90年代の東野作品は名作揃い。それなのに、『秘密』の映画化や『容疑者Xの献身』の直木賞受賞まで、東野さん的に売れた感覚がなかったり、受賞経験が無いのが意外過ぎます。
『ブルータスの心臓』とか『美しき凶器』、『天空の蜂』なんて、僕は大好きですけどね。
結局作家が売れるかどうかは、賞の選考委員に受けるかということと、出版社の広告力による、と述べられています。
いいものでもピンと来なければ、みんなに知られなければ売れない、というのは今でもどんなものでも同じですね。
さて、残った東野作品は『サンタのおばさん』『希望の糸』の2つ。
『サンタのおばさん』も本屋になくて、Amazonで注文しました。到着して驚いたのは、まさかの絵本ということ。小4の娘が、「あ、これクラブ(児童クラブ)にある!面白かったよ」と言っていました。
『希望の糸』は加賀恭一郎シリーズ最新作。今年、2022年9月頃には文庫化されるだろうと思っていますが、早く制覇したいので単行本で読みます。読んだら、また感想を書きます。
それでは、また。