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【学習相談】どうやって勉強したらいいんですか?数学編

さっさブログ 計算力
さっさ

勉強の悩みを解決する試み。
今回は「どうやって勉強したらいいんですか?数学編」です。

数学は理科や社会と違って、解いた問題がそのまま出ることはありません。数字が変わってしまうとできなくなる、というケースが塾でも本当にあります。

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大前提その1 数学が得意だ・苦手だという発想を捨てる。

小学校3年生で算数が苦手な女子から、「数字がきらい」と聞いたことがあります。
「数学」ではありませんよ。「数字」です。
彼女は、こうやってやらない理由を作ってしまって、計算ドリルをろくにやれずにいました。
確かに、「解く」ということが暗記より面倒だ、という人もいます。

でも、算数・数学とはそういう特徴の教科である、というだけなんです。
「なぜ」「もし」「例えば」と思考を深めて解く、ということをぜひ楽しんでほしいです。

大前提その2 数学は計算力が物をいうので、公式は完全暗記します。

「計算に100%の自信がない!」という人は、最優先で修行しましょう。
結局、文章題だろうが関数だろうが、図形だろうが計算が必要になるからです。
ここを「ある程度できればいいや」と思っていると、他の単元もできなくなってしまいます。

高校3年生の時の数学担当の先生の口癖が「計算力」でした。当時は「先生、いつもそれ言うやん。なんかポイントとか教えてくれんの?」と思っていました。でも塾講師となった今、いろんな生徒を見てきて思えば、「計算力が数学の成績を決める」と言っても過言ではないと思います。

記憶に定着させるためのポイント「日にちをまたいだ反復」

数学では、まず問題の解き方を覚えます。計算なら公式、文章題なら例えばどうやって式を立てるのかということですね。

ちなみにテスト期間中に、文章題を練習するときは「式ができたら終わり」という勉強法が時間短縮になって、オススメです。(もちろん計算はできることが前提ですよ!)

ある程度解き方を覚えて定着したら、章末問題のような範囲が広い問題にチャレンジしてみて、解けるかどうかを確かめます。

どれだけやればいいのか? 7回です。

本気で定着させる目安は「7回」です。
テスト範囲の問題集のページを7回解きます。
もちろん回数を重ねれば、解く問題は減っていくので、やってみるとそんなに時間はかからないし、確実に定着します。

これに驚いた人、さては「1〜2回」やって覚えた気になっていますね。
残念ながら、そんなもんでは覚えられません。苦手な場合は特にそうです。

過去に実践してもらった生徒には、ちゃんと数学が得意教科になりました。

努力量を見誤るな! めっちゃやってください。

結局スタートが早くて、淡々と続けられる人が最強です。

また、成果が出る活動量は、自分が考えているよりもずっと多いものであることがほとんどです。

「がんばる」という発想すら捨てて、淡々とやり続ける。そんな状態を目指してください。

中学数学を本気でなんとかしたい、なんとかさせたいあなたにオススメの本

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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