中3の9月以降の勉強のやり方と、モチベーションの保ち方とは?
どうも、さっさです。
今回は「中3の9月以降の勉強のやり方と、モチベーションの保ち方とは?」をお伝えします。
塾講師の経験から、中3が真っ先に整えなければならないのは「心」です。
でも実際に現場では「どうやって勉強したらいいんですか?」と、勉強のやり方ばかりを気にした相談が毎年あるのです。
勉強のやり方は一応下に書いておきますが、おそらく参考になりません。
モチベーションの保ち方の方がきっと参考になるはずです。
この記事の対象者
・受験勉強に悩む中3生
・受験勉強に悩む中3生の保護者
・受験勉強に悩む中3生にどう話をしたらよいか、と考えている教育関係者
よくある悩み相談
・やらなきゃいけないのは分かっているのに勉強できない。
・苦手な教科がちっとも良くならない。
・得意、苦手がわからなくなってきた。
勉強のやり方とは?
ポイントは「覚えようという意識で、日にちをまたいだ繰り返しをすること」です。
これはどの教科にも通用する必勝法です。
人間の記憶は翌日には50%、さらに次の日には30%のことしか覚えていないということが言われています。(エビングハウスの忘却曲線)
例えば一昨日の夜ご飯のメニューが思い出せなかったり、1年前の自分の行動を覚えていなかったりということがあります。
これは「覚えようという意識」がない上に、日にちがたって思い出すことがないので忘れているという状態です。
これが勉強にも当てはまります。
ただなんとなくやらなきゃいけないからやっていて、問題集は埋めたら終わり。
成績が伸び悩む受験生は例外なくこの状況です。
今日やったことを明日とか1週間後にもう1度言えるか書けるようにする、という意識で勉強します。
また、繰り返しの目安は2週間で3回です。(精神科医の樺沢紫苑さん)
これで覚えた内容が長期記憶になりやすいので、ぜひ試してください。
モチベーションの保ち方とは?
ポイントは次の4つを「捨てる」ことです。
捨てることができれば、モチベーション(やる気とエネルギー)は保たれます。
以下の内容は哲学者エピクテトスの「自分の影響が及ぶことだけ考える」というものに基づいています。
1 受け身で見ているテレビ・スマホを捨てる
テレビ番組の内容の多くが、映画やドラマ、あらゆる商品の宣伝です。
ニュースもよく考えたら、今の自分に影響することや考えなければならないことなんてほとんどありません。しかも、内容だって事件や事故など暗いものが大半で、見れば見るほどこちらも暗くなってしまいます。
テレビは時間が取られるだけで、実は見る価値がほとんどないことに気づきましょう。
親の癖で、テレビがなんとなくずっとついているというところは要注意です。
スマホも同じです。
オススメされるがままに見ている動画やSNSは見過ぎないようにしましょう。
動画は無茶な大食いなどのチャレンジや、過酷な生活、買ってみた、歌ってみた、踊ってみたなど、一通り見て人間の限界が分かったら、もう見る必要はありません。
あなたが「これやってみたらどうなるんだろう?」ということは大抵YouTubeの中で誰かがやってくれています。どうしても気になるなら早く見てしまって、早く忘れましょう。
SNSはあなたの気持ちをうまく刺激するように作られています。
自分の投稿の「いいね」の数が気になったり、他人の華やかなファッション、グルメや旅行の写真を見まくったりしていませんか?
InstagramやTwitterのメーカーはそれが狙いです。
あなたが気になってアプリを開いて、少しスクロールすると、広告が出て来ます。
広告をいかにユーザーの目に触れさせるか、ということにメーカーは魂を燃やしているだけなのです。
スマホゲームをしている人。
クリアして育成が完了したら、それでどうなるんですか?
考えてみたら実はやる意味、やる価値がないゲームが出てくるはずですから、それをアンインストールしましょう。
今の40代にとってのドラゴンボールやドラクエのように、「無条件に好き」というものだけ続けることにしましょう。
2 他人との比較を捨てる
自分よりも順位が上の人もいれば、下の人もいます。
上の人と比べて「あいつはいいよな」と自分のプラスにならない考えをしている人は、それを捨てましょう。
他人は他人、自分は自分です。
下の人と比べて「あいつよりはマシ」という考え方をしている人は、それも捨てましょう。
あいつよりマシだから、自分はもう何も勉強しなくてもいいんですか?
次のテストで追い越されたらどうするんですか?
順位や偏差値は結果に過ぎません。
他人と比べ過ぎて疲れている人は、その考え自体をやめた方が楽になれます。
つい他人との比較をしてしまって苦しむ人は、この先働くようになっても同じように他人との比較に苦しみます。
実は仮に1位になっても、悩みや不安は消えません。
「1位」をキープしようと思ったら、大変な努力をずっと続けなければならないからです。
これは普通の人には、まず耐えられません。
だったら、自分ができることを1つずつやって、順位や偏差値はその結果に過ぎないだけ、と思った方が楽です。
3 自分への判断を捨てる
各教科への「好き・嫌い」「得意・苦手」という考えを捨てましょう。
それはあなたが勝手に決めているだけで、あてになりません。
「嫌い」とか「苦手」と言っていれば、自分が勉強しなくても済む言い訳になるから、そう言ってしまうわけです。
じゃあ「好き」とか「得意」な教科なら絶対100点取れるかというと、そうじゃないですよね。
好きであっても得意であっても、今度はその思考がプレッシャーやストレスにつながってしまうことがあります。
自分の「やる気」の判断も捨てましょう。
経験から気づいているはずです。
やる気がある時なんて、ほとんど訪れないことを。
4 考えてもどうにもならないことを捨てる。
「なぜ勉強しなければならないのか?」
「今やっている勉強が将来何の役に立つのか?」
こんなことを考えていませんか?
勉強ができれば人間関係に恵まれることと、より多くの収入が得られるようになるということは間違いありません。
モテるし、稼げる。
これが勉強ができることでもたらされる結果です。
これでもピンとこないのであれば、もう考えるのをやめましょう。
あなたを納得させる答えはどこにもありません。
社会人であれば、いまいちな上司、安い給料、無くならない残業といったことで多くの人が悩みます。
どこの会社も同じなので、何とか健康を保って暮らせているなら、その悩みは捨てた方がいいです。ブツブツ言いながらも転職しないのは、あなたが我慢できている証拠です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「中3の9月以降の勉強のやり方と、モチベーションの保ち方とは?」をお伝えしました。
別に中3じゃなくても、「なるほど」という人はたくさんいるはずです。
なぜなら、人間の悩みのほとんどは「人間関係」だからです。
あなた自身の悩みも含みますよ。
解決するには「考えてもどうにもならないことは考えない」「受け身で見ているテレビやスマホをやめる」「自分の影響が及ぶことだけに思考や行動を集中する」ということです。
何か考えるきっかけになったら嬉しいです。
それでは、また。