クリス・ウィタカー

【読了記録】われら闇より天を見る/クリス・ウィタカー(終わりから始めるんだ)

さっさ

どうも、さっさです。
クリス・ウィタカーの小説『われら闇より天を見る』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。

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読んだきっかけ

このミステリーがすごい!2023年版海外編1位ということで。

「このミス」は2019年版からチェックしています。ここ数年の海外編はアンソニー・ホロヴィッツがずっと1位だったのですが、ようやく違う人が1位になったという印象です。

ホロヴィッツの小説は何冊か読みましたが、正直イマイチ(汗)。ドラマ「相棒」がもっと軽いノリになったような雰囲気に、なんかなじめませんでした。

小説はKindle派。読書端末はKindle Oasisを使っています。

あらすじと感想

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に暗い影を落としている。自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。

Amazon商品ページより

うーん…最後まで読みましたけど、星5が満点とすると3かな。

クリス・ウィタカーの特徴なのか分かりませんが、とにかくセリフが多くて、地の文が少ない。

しかも、そのセリフもなんか的を得ていないというか、のらりくらりといつまでも何を言ってるんだろう?という印象です。

東野圭吾のミステリーのように、いろんな角度から真相に少しずつ、でも確実に近づいていくのが好きで、僕の面白いミステリーの基準になっています。

そのスタンスで読んでしまうと、あまりの進まなさにイライラしてしまいます。

でも、終わりにある解説を読んで多少合点がいきました。

この小説は謎解きミステリーでありながら、リーガル・スリラーもロードノベルも青春小説も教養小説も含まれていて、さまざまな要素が一体となったもの、とあります。

確かに何十キロも移動する場面が複数ありました。アメリカの大自然や田舎町の情景の描写は、非日常という感じで読んでいて心地よかったです。

でも良かったのはそれだけかな。

無法者のダッチェスが本当に無法者で、周囲と一切溶け込みません。弟のロビンだけはとにかく大事にしています。まあ家庭の状況からすると仕方ないところもあります。

問題のある家庭で育ったダッチェスへの共感、同情がわいてくれば、この小説は面白いのだと思います。僕はもういいかな。この手のくだりはNHKドラマ「おしん」でお腹いっぱい。

正直、40歳にもなると青春系や教養系はもう必要ありません。「努力による成功」も「苦難の末の恋愛成就」も「人生とは的な名言」も、もういらないのです。

かといって、20代の頃にこれを読んでいたらどうかというと…やっぱり微妙かもしれません。

「新たな悲劇」の真相が早く知りたいのを唯一のモチベーションにして、503ページまでなんとか駆け抜けました。

まとめ

いかがでしたか?

今回はクリス・ウィタカーの小説『われら闇より天を見る』の読了記録でした。

「このミス」海外編の小説で面白いと思ったことがないのは、僕だけでしょうか?

それとも、読み方、捉え方が間違っているのでしょうか。事件の真相解明ばかりがミステリーではない、みたいな?

このあたりを話し合える人がいないのが悔しいですね。

面白い海外小説探しは続けたいと思います。たまに読みたくはなるんですよ。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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