【読了記録】狼花 新宿鮫9/大沢在昌(鮫島vs仙田)
どうも、さっさです。
大沢在昌の小説『狼花 新宿鮫9』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedで『新宿鮫1』を見つけてからハマりました。
この時は3巻まで読めて、4巻からは買うシステムだったのですが、今は1巻から買わなければいけません。
2023年2月時点で12巻まで出ています。
小説はKindle派です。端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し盗品を専門に売買する泥棒市場の存在を突き止める。そこで鑑定人として働く中国人美女・明蘭。その背後には鮫島の宿敵・仙田の存在が。鮫島と同期の香田は外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策していた。泥棒市場の存在を巡って、さまざまな思惑が渦巻く!長編刑事小説。
「BOOK」データベースより
文庫本で664ページ。確かに長編でした。
でも、1巻や2巻『毒猿 新宿鮫2』に比べると、面白さが減っています。
理由としては、違法なことをしているヤクザや外国人をとっ捕まえる流れに慣れてしまったこと。それから、鮫島の恋人・晶との絡みが薄くなりつつあり、なんならもう別れそうなところまで来ていて、お色気シーンが少なくなっていることがあります。
中国人美女の明蘭が抱かれるシーンが一瞬あるものの、あとはいつもの展開。
鮫島と香田の警察内での争いが見どころの1つ。
ですが、それでも何となく、大きな警察組織はびくともしないものの、結局鮫島が部分的には勝つという流れが想像できてしまいます。
ドラマ『相棒』だと、杉下右京が勝つと分かっていても面白いのですが、この差は一体何なのか。
この手の本を読みすぎて慣れてしまったのか、好みが変わってしまったのか。
もはや麻薬も暴力団も外国人犯罪者も、当たり前になってしまいました。
Amazonレビューでは53%の人が⭐︎5としていますが、僕は違う方ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は大沢在昌の小説『狼花 新宿鮫9』の読了記録でした。
同じ作家や同じジャンルの小説を読んでいると、飽きてくる時がやってきます。
その時が来てしまったかもしれません。
今のところ、次の『絆回廊 新宿鮫10』をすぐに読みたいとは思わないですね。
そろそろ青山美智子のほっこり系の出番かな。
刑事小説ばかりからの青山美智子は、なかなか衝撃でかいですよ。めちゃくちゃほっこりします。
それでは、また。