【読了記録】絆回廊 新宿鮫10/大沢在昌(お礼参りを阻止せよ!)
どうも、さっさです。
大沢在昌の小説『絆回廊 新宿鮫10』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページにいけます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedでシリーズ1作目『新宿鮫』を見つけてハマりました。
暴力もエロもヤクザも麻薬も外国人犯罪者もやばい虫も出てくる、タフな犯罪小説です。
この非日常感は、なかなか他の刑事小説ではお目にかかれません。
3作目の『屍蘭』まではKindle Unlimited内で読めて、4作目以降は買うシステムで、一気買いしました。
Kindle Unlimitedでは時期によって対象書籍が変わることがあります。「新宿鮫」シリーズがない可能性もあります。
ちなみに小説はKindle派。
読書端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
「警官を殺す」と息巻く大男の消息を鮫島が追うと、ある犯罪集団の存在が浮かび上がる。中国残留孤児二世らで組織される「金石」は、日本人と中国人、二つの顔を使い分け、その正体を明かすことなく社会に紛れ込んでいた。謎に覆われた「金石」に迫る鮫島に危機が!二十年以上の服役から帰還した大男が、新宿に「因縁」を呼び寄せ、血と硝煙の波紋を引き起こす!
「BOOK」データベースより
お礼参り。
刑務所から出所した人が、かつて自分を捕まえた警察官に仕返しに行くことを言うのだそうです。
お礼参りをしようと、拳銃を手に入れようとした大男。
その情報を聞きつけた鮫島。
捜査を進めるうちに、謎の犯罪集団「金石(ジンシ)」の存在が明らかになります。
一方、鮫島の恋人・晶がボーカルを務めるバンド「フーズハニィ」のメンバーで、覚醒剤所持・使用の疑いが浮上。メンバー全員が警察にマークされています。
晶の恋人が現役の警察官であることは広まりつつあります。もし晶が捕まってしまったら、新宿署のみならず、警察全体の信用が崩れてしまいます。
鮫島に警察を辞めて欲しくない晶。
晶に音楽を辞めて欲しくない鮫島。
2人の想いの着地点。印象的でした。
また、今作ではもう1つ重大な局面を迎えます。
刑事もののシリーズでは仕方ないことと思いますが、まさか、と思いましたね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は大沢在昌の小説『絆回廊 新宿鮫10』の読了記録でした。
新宿署でも私生活でも区切りを迎えた鮫島。次作ではどんな話が待っているのか。楽しみです。
2023年3月時点で、シリーズ12冊とスピンオフ1冊が刊行されているので、あと3冊です。
読み始めた時は、早く全部読んでしまいたいと思っていました。
でも、終わりが近づいてくると、やっぱりさみしいですね。
それでは、また。