【読了記録】灰夜 新宿鮫7/大沢在昌(鮫島、監禁in九州)
どうも、さっさです。
大沢在昌の小説『灰夜 新宿鮫7』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedで『新宿鮫1』を読んでハマりました。最近はハードボイルド小説がいい感じ。
3巻まではKindle Unlimitedで読めて、4巻からは買うシステム。
12巻(2023年1月時点)まであって、まだまだ楽しめます。
この小説もKindle版で購入して、Kindle Oasisで読みました。
あらすじと感想
目覚めたとき、鮫島は闇に包まれた檻の中にいた―自殺した同僚・宮本の七回忌に彼の故郷を訪れた鮫島。宮本の旧友と会った直後、周囲で何かが動き出す。麻薬取締官、県警の刑事、地元の暴力団。その深夜、鮫島は拉致された―底知れぬ力の影が交錯する中、見知らぬ街で孤立無援の闘いが始まった!男の誇りと友情をかけた熱い怒りが弾けるシリーズ第7弾。
「BOOK」データベースより
鮫島が目覚めると、檻の中にいるという衝撃の始まり。財布も警察手帳も無くなっています。休暇を取っての移動なので、特殊警棒も拳銃も持っていません。
これまでのアクションシーンで、被弾しながらもなんとかくぐり抜ける鮫島を見ていました。どうしてとらわれてしまったのか、と疑問が加速して読むのが止まりません。
自殺したかつての同僚・宮本の7回忌。鮫島は3日間の有給を取って九州を訪れていました。初日に法要を済ませたら、残りの2日間は恋人の晶と一緒に過ごしたいと思っていました。
鮫島が大事に隠し持っている、警察の内部告発ができる手紙。それを書いたのが宮本でした。
いつもはハイライト(気になったところをマークする機能)をたくさんしながら読んで、こうしてブログを書くときの参考にするのですが、今作はほとんどハイライトしませんでした。
誰が何の目的で鮫島と監禁したのか。
途中で接触してきた麻薬取締官や地元の警察、暴力団はどうつながっているのか。
疑問を解決したい思いが先行して、ハイライトすることなくガンガン読み進めました。
途中でポルシェとGTOを運転する鮫島。僕みたいな車好きにはたまらないシーン。
お色気シーンはほぼ無し。でも今作はこれでいいんです。
あと、場所が九州なので、博多弁がたくさん登場します。それがまた心地良い。ひらがなにひらがなでルビがふってあって、意味はちゃんと分かります。
僕が高校生の時のハンド部のコーチが福岡大学卒。シュートを外すとよく博多弁でなじられました。そんな懐かしさもわいてきます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は大沢在昌の小説『灰夜 新宿鮫7』の読了記録でした。
最近、鮫島が「北斗の拳」のケンシロウに見えてきました。
鮫島は北斗神拳が使えないだけで、言動が近いものを感じさせます。
まあ、あれだけ肝がすわっていないと、新宿のヤクザたちを相手にできないのかもしれません。
これからも非日常空間を楽しませてもらいます。
それでは、また。