【ダイジェスト】イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」/安宅和人
どうも、さっさです。
安宅和人の著書『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』を読みました。
学びと感想を書き残します。
未読者向けのダイジェスト版にもなればと思います。
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学びと感想
全体的なことはAmazonに詳しく書いてあるので、上のリンク先をタップしてご覧ください。
・「悩む」と「考える」は違う。悩まない。
「悩む」というのは、答えが出ないことが前提で、いくら悩んでも意味がありません。こうすれば変化が生まれるだろう、ということを考えるのが仕事であって、いつまでも答えが出ないことに10分以上頭を使うのは時間の無駄、とあります。
成績が良くなくて悩んでいる生徒が浮かんできます。自分のテストが悪かったり、他人のテストが良かったりした時に、クヨクヨした後にどうするか。「次はこうしよう!」ということが具体的に浮かべば、考えていることになりますし、クヨクヨで終わっていれば、悩んでいるだけということになります。
・世の中にある「問題かもしれない」ということの中で、本当に問題なのは100のうちせいぜい2か3。
仕事だと、脳死状態で掃除とか毎回発生する業務ばかりやっているようなもの。勉強だと、できる問題の確認ばかりとか、答え合わせまでして間違えた問題を振り返らないという感じ。
一応、頭と体は使っていて時間が経てば疲れるので、ある程度の満足感はあります。でも、本当に自分が成長しているかは怪しいですよね。
「残業して頑張っています」とか「一生懸命勉強しています」というのは、本人には美談でしょうが、上司やお客さん、親とか他人にはどうでもいいことです。
何が問題なのか。「もっとこうしたら時間短縮できる」とか「効率が良くなる」といった、本質的なところを捉えて行動することが大事です。
・日本の会社の多くは、社内はともかく外部の専門家に話を直接聞くということをしない。これは本当にもったいない。
学校や学習塾だと、各校の先生たちが同じような授業プリントを作ってしまっているという感じでしょうか。共有すれば時間短縮できたり、新たな気づきがあったりするのに、意外とやってしまいがちです。
特に教育系は「自分で何とかするのが正義」という人が多い。生徒もそうです。「自分の頑張り」こそ大事という教育をされているので仕方ありませんが、実際のところ個性は人それぞれ。得意な人に聞く、ということができれば、もっと早くできたり、いいものができたりということが見込めます。
・知りすぎないことも大事。
ワクワクするのはゼロからだんだん知っていく段階。
あまりに色々知りすぎてしまうと、その業界のタブーとかこうあるべきといったことに縛られることになりがちです。
こうなると、新しい知恵を生み出すことが極めて難しくなってしまいます。
新しい情報に触れるときに持つ新鮮な感覚。それを深めていく時に新たな発見や知恵が湧いてくるもの。
ですので、何かのために「調べる」という行為は、あまりしすぎない方がいいです。
まとめ
いかがでしたか?
上記の学びは序章と第1章からの抜粋です。
第5章まであって、第2章以降はイシューからはじめるための具体的方法論が書かれています。
でも、正直よく分かりませんでした(汗)。
マーケティング畑の人の本にありがちなんですよね。パッと見、良さそうな感じがするんですけど、いざ読んでみると、よく分からない。
USJを復活させた森岡毅の本も何冊か読みました。色々ありましたが、結局「お客さん目線に立って、必要なことを考えて実行しましょう」ということが書かれているだけです。
ということで、学習塾の運営で活かせそうなことは、僕には第1章まででした。
参考になれば嬉しいです。
それでは、また。