あせらず、止まらず、退かず。 成り行き力をつける50の具体例[中谷彰宏](継続最強説あるよ。)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「あせらず、止まらず、退かず。」
2006年10月5日単行本発行。
この時期の中谷本には、表紙の写真についての記載が、1枚めくると書かれています。
波は、凄い。
カバーストーリー
力んでないけど、打ち寄せることを、やめない。
目的や意味を、考えない。
波に乗ると、恐るべきパワーを発揮する。
波のように、成り行き力のある人を目指そう。
「波のような成り行き力」を身につけることができたら、強いです。
強さとは、ストロングだけではありません。
「打たれ強さ=タフさ」も強さです。
目的に縛られ過ぎている人。
頑張り過ぎて、疲れかけている人。
ムダになったと思える努力が、きっと運につながります。
グッと来るところ3選
あせらず、止まらず、退かず。
成功するためには、①あせらない②止まらない③退かないという3つのポイントがあります。
この3つは、連動しています。
あせる人は、一見、元気があって頑張り屋さんですが、上手くいかないことが少しでもあると、立ち止まってしまいます。
立ち止まる人は、「この道で良かったんだろうか」と迷い始めて、バックしてしまいます。
せっかく進んできたのに、夢から離れてしまうのです。
成功している人の共通点は、淡々としていることです。
「淡々とする」を3つの要素に分解すると「あせらない」「止まらない」「退かない」になります。
迷うのは、あせるからです。
あせっている人ほど、立ち止まったり、バックしたり、ムダな動きをします。
持続して、長続きしている人が最終的に夢にたどり着きます。
続けている人はあせっていません。
あれをやったり、これをやったり、色々なことに手を出す人は、あせっているのです。
続けるためには、ムリなく、精神的にも肉体的にも健康な状態、自分の負担にならない、消耗戦にならないライフスタイルを身につけることです。
行動の制限を取り払ってくれる人を師匠にする。
「この人に比べたら、私はまだかわいい。まだやり足りない」と言う師匠を基準に置いて考えれば、気持ちが楽になります。
自分よりかたい人、真面目な人を基準に持っていくと、「こんなことをしたらいけない」と言うことばかりが気になって、常識の幅が狭くなります。
できるだけ極端な人を師匠として頭に浮かべることで、「あの人に比べれば、まだ半分もいっていない」と考えられます。
午前3時に仕事が終わり「よし、これから飲みに行く?」と言う師匠もいます。
「極端な人」を持っておけば、行動の制限を取り払うことができます。たいていのことは「大丈夫」になるのです。
物欲・金銭欲を通り過ぎれば、経験欲が生まれる。
欲のスタートラインは、物欲・金銭欲です。
お金儲けしたい、いい家に住みたい、いい車に乗りたい、いいバッグが欲しい、いい洋服を着たい、いいホテルに泊まりたい、いいレストランに行きたい…、これらは全て物欲です。
最初、人間は物欲・金銭欲・出世欲・名誉欲で動きます。
そこから、そこにとどまる人と、そこから上のステップの欲に進む人に分かれるのです。
仕事をしてお金儲けをしたい、できれば自分の会社を大きくしたい、会社の中で出世したいというのも、すべて欲です。
欲から始めていいのです。欲を否定しないことです。
そこにとどまるか、そこから次のステップに行けるかで人生は分かれます。
ずっと物欲・金銭欲を追い求めていた人が、途中から別の欲に変わる瞬間があります。
経験欲、つまり「やってみたいという気持ち」に変わるのです。
物欲・金銭欲が満たされると、今度は「やってみたい欲」がわいてきます。
例えば旅行は、経験欲の最たるものです。
物欲だけで旅行に行く人は、ブランドショップでどれだけ安く買ったかを自慢したいだけです。
でも、それではどこへ行っても同じことです。
それよりは、主な観光ルートや名所旧跡をまわることに飽きて、だんだん経験欲・体験欲に変わることが、その人の成長につながるのです。
まとめ
いかがでしたか?
今まさに会社の中で頑張っている人。そのまま頑張ってください。
でもたまには立ち止まって考えてみてください。
「何のために頑張っているんですか?」
もしお金しか浮かんでこないようであれば、早くその先にいけるといいですね。