「スピード意識改革 プロの仕事術58の具体例」[中谷彰宏](始めるまでのスピードも大事だよね)
2001年8月2日発行。
今回も中谷節が炸裂しまくりです。
この本は、会社勤めの人にグッとくる内容になっています。
でも、従業員への指導を考える上司や経営者でも、何らかの学びがありますね。
初めて読んだ時は、社会人若手でした。当時も勉強になることがたくさんありました。
そして38歳になってもう1度読んでみると、「今度こうやって、後輩に伝えよう」という感じで、また新たに学べます。
著者紹介 中谷彰宏
1959年大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒業。
Amazonより
84年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。91年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。著書は、『なぜあの人は人前で話すのがうまいのか』『なぜあの人は整理がうまいのか』(ダイヤモンド社)など、800冊を超す。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社でも、「中谷塾」ブランドの書籍を刊行している。
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グッとくるところ
仕事を頼まれて「すぐですか?」と聞く人は、成功しない。
人から仕事を頼まれた時は、すぐに取りかかるのが普通です。
ところが、実際のオフィスでは「すぐですか?」「私でなければダメですか?」「いつまでにやればいいんですか?」と言う人がいます。
100人のうち99人が「すぐですか?」と聞き返します。
仕事を頼まれた時に「すぐですか?」と聞く人は、仕事を頼まれなくなるので、まず成功しません。
スピードの遅い人は、本人には遅いと言う意識はありません。
「これが当たり前だ」と思っているのです。
当たり前のレベルを上げるきっかけになりますね。
自分では気が付いていないけど、まだ成長できる部分は必ずあります。
スピードアップしようとすると、雑用が面白くなる。
コピーとりやお使いばかりさせられていると、だんだんつまらなくなって、自分の仕事は一体何だろうと考えてしまうかもしれません。
その時に「仕事✖️スピード」という意識を持つことが大切です。
雑用は、つまらない仕事です。
いかに早くコピーをとるかを考えた時、初めて仕事になります。
スピードアップする工夫こそ、企画力です。
コピーをとることでも、いかに工夫してスピードアップを図るかという企画が存在します。
ただ言われた仕事をするのか、その仕事に自分なりの工夫を加えるかの差です。
ただの仕事に工夫を加えようと考え始めた時に初めて仕事になり、その仕事が面白くなるのです。
仕事ができる人は、雑用も速いか、他の人に振るのが上手かどちらかですね。
若手の人は雑用に手を抜いてはいけませんよ。
上司はちゃんとみています。
3倍働く人間より、3倍のスピードで働く人間が成功する。
日本では、3倍働く人が評価されます。
同じ売上でも、3倍の時間をかけて働いた人には残業手当がつきます。
本当は、3倍のスピードで働いた人が最も評価を受けるべきです。
3分の1の時間で同じ売上を上げられる人のほうが、会社にとっては有益です。
長時間働くことで仕事や業績を評価するやり方は、もう役に立ちません。
上司も、いつも残業しているからという基準で、部下を評価してはいけません。
それよりも、頼んだらすぐやるかどうか、仕上がりは速いか遅いかで評価すべきです。
海外では、何時間働こうが、評価とは全然関係ありません。
逆に、働いている時間が長ければ、仕事が遅いと考えます。
残業している人は、能力がないという解釈をされます。
大賛成ですね。
早く出社するとか、遅くまで残っていることで、いい評価としてはいけません。
お客様を宣伝マンにするのが、一番速い。
お客様は、宣伝マンです。
お店の人がスポークスマンをやっている時代ではないのです。
社員がどんなに宣伝をしても、お客様は信じません。
宣伝は社員止まりで、お客様には伝わりません。
お客様が「ここって、結構いいよ」と言ってくれれば、この言葉の力が自然的に増殖します。
これは、会社を大きくして全国制覇するためには必ず必要です。
そのためには、満足だけではなく「感動」が必要です。
お客様に宣伝してもらうのが一番速いですよね。
そのためには、目の前の1人のお客様を大切にすることです。
まとめ
いかがでしたか?
他人と過去は変えられません。
しかし、自分を変えることはできます。
すぐに取りかかる早さ。
仕事そのものの速さよりも大切です。
すぐやる。
たったこれだけで人生が変わる人がたくさんいるはずです。
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