【読了記録】未来を生きるための読解力の強化書/佐藤優(読解力は人生必須。本を読んで、人間を読む。)

どうも、さっさです。
今回は佐藤優の著書『未来を生きるための読解力の強化書』読了記録。
僕と同年代のアラフォーの皆さんは、そろそろ自分の子供の読解力、気になってきていませんか?
動画やゲーム、SNSについて「面白い」以外に何か言えないの?みたいな。
読んだきっかけ
読書のノウハウ、読書術といったジャンルに目がないもので…本屋で見かけたら、つい買ってしまいます。
塾の授業で小中学生の国語を担当していることもありますね。一体どう伝えれば、国語に魅力を感じてもらえるのか、といつも考えています。
この本から学べるポイントをピックアップ
・音読が理解力をアップさせる。
昔、寺子屋では「読む」と言えば音読が当たり前でした。体全体を使って読むことで、理解力がアップするのです。
また、音読をすると読めない漢字をスルーできません。黙読だったら何となく通り過ぎてしまうところですが、音読ではそれがしにくい。気になった漢字を調べることに繋がります。
分からないのに調べない中学生は多いです。調べるだけで周りとの差がつきます。
・小説は読み方が人それぞれで、受け取り方が違って当然。
優れた小説ほど、こちらが考えさせられるものです。受け取り方に正解はないのです。時には批判的に考えてもいい。
大事なのは自分の頭の中で、ちゃんと言葉にして受け取ること。
生徒「面白かった」
僕「どこが?」
生徒「何となく」
これは塾で生徒との定番のやりとりです。国語力が無い生徒が例外なくこの状態で、具体的に説明ができません。
ただ、国語のテストで点数を取ろうと思ったら、自分の感想がありつつ、問題作成者の意図を試験時間内にくみ取らなければいけませんから、勝手が違いますけどね。
・流されてはいけないもの。トレンド、お金、偏差値。
目的もなく過ごすのはもったいないです。
将来やりたいこととか、人生の目的とか、そういうことです。
無い人も多いですが、できるだけ早いうちに、できるだけ強いものを持っておくのがオススメ。
そうでないと、常に最新のトレンド(流行)に流され、お金のために働いたり、偏差値を取るために勉強したり、とつまらない毎日になってしまいます。
自分の本当にやりたいことが見えないまま、ただ頑張っているだけというのは、よくありませんね。
そうならないためには、「自分の頭を使って読む」ことです。
他人が書いた文字をただ追いかけているだけでは、読書とは言えないのです。
読んで自分は何を思ったのか、どう行動を変えるのか、そこまで行って初めて読書と言えるのです。
・本当の幸せとは、与えることができること。
勉強でも仕事でも、人の役に立っている時が本当の幸せと言えます。
自分の人生や生活を豊かにしたいから、というのもあると思いますが、実は違います。
さらにその先、他者貢献まで見えてくると、幸せをより感じられるのです。
人の役に立つ人になるために、勉強や仕事をするのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は佐藤優の『未来を生きるための読解力の強化書』読了記録でした。
どの本にも絶対書いてあるのは「自分の頭を使って読む」こと。
文字を追いかけているだけで読んだ気になったり、どんな内容か人に説明できなかったり、少し経つと内容を忘れてしまったり。
こういうことが当てはまるなら、自分の頭を使って読めていない、ということになります。
勉強してるつもりなのに、テストで点数が取れない学生なんかは、国語以外でも同じ状況になってしまっています。
当てはまってしまうと悔しいですよね。
僕もかつては、読んだ本のことを忘れないように付箋をつけたり、ノートにポイントを書いたりしていました。
でも付箋は後で取るのが面倒だし、ノートはノートが無いと本が読めないという、何だか窮屈な感じになってしまったのでやめました。
でも、アウトプット(人に説明)することが前提で読めば、忘れにくいのは間違いありません。
現在はこうしてブログに書き残して、少しでも誰かの参考になればと思っています。(小説の場合、ネタバレができないので辛いところはありますけどね。)
それでは、また。
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