学習関連本

「350万人が学んだ人気講師の勉強の手帳」[安河内哲也](さあ、安河内先生に励まされましょう。)

さっさ

どうも、さっさです。
今回は安河内哲也の著書「350万人が学んだ人気講師の勉強の手帳

困った時に勉強のやり方や、やる気の出し方が凝縮された一言を学べる本です。

「この本は、まさに私が今までやって来たことの総集編、ベストアルバムです」とあります。

うん、手っ取り早くていいですね。

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著者 安河内哲也さんとは?

1967年 日本の福岡県北九州市生まれ。東進ハイスクール・東進ビジネスクールのネットワーク、及びTOEIC運営委員会や英語検定協会での講演活動を通じ、実用英語教育の普及活動をしている。特に各種スピーキングテストを普及させる活動に熱心に取り組んでいる。また、アカデミック英語能力試験 TEAPの普及活動にも熱心に取り組んでいる。TOEICスコアは1390点満点 (LR+SW)。英文ノベル以外にも、これまで、ベストセラービジネス書(「勉強の手帳」(あさ出版)「できる人の教え方」(中経出版)等)、及び参考書を多数執筆した。これらは、韓国・中国・台湾・タイでも、多数翻訳され出版された。趣味は、自転車、マジック、映画、音楽。韓国語も大好き。

Amazonより

予備校の先生や、TOEICや英検の講演・普及活動をしていた方ですね。

今まで安河内さんの本は何冊か買いました。英語の知識が役に立つのはもちろん、精神的な励ましがとてもグッとくる印象です。

この本から学べることを厳選

目標を実現するために

・変われないというのは思い込み。人間はいつでも変われます。

大事なのは、今まで進んできた道ではなく、今すぐ進む方向を変えること。

「どうせ自分にはできない」

「やってもたかが知れてる」

こういった思い込みに縛られず、いつも目線が未来の方向を向いている人が「勉強ができる人」です。

・うまくいかないことを環境のせいにしない。環境は自分で作るもの。

ゲームやマンガがあって勉強ができないなんて言って、逃げ道を作りがちです。

それであれば、どこかにしまったり売ったりして、勉強できる環境を自分で作るのです。

勉強のやり方も大事ですが、勉強しやすい環境作りも大事。

勉強しやすい環境を整備するのが、ゴールへの近道だといえます。

勉強のセオリーを身につけるために

・長い時間勉強することが大事なのではありません。勉強は密度です。

テストや仕事の業績は取り組んだ時間に比例するとは限りません。

勉強においてオススメなのは「結果重視」主義を貫くことです。

プリントや問題集をただ解いているだけの人も多いです。

あくまで結果を出すために、最大効率を求めて勉強して、結果を出すことを目指すべきです。

ただ、気をつけてください。効率の良い勉強ができるようになるために、最初はたくさんの時間が必要です。「量」と「質」であれば先に来るのは絶対「量」です。量をこなすうちに、だんだんとコツが分かってくるものです。

・いきなり完璧を目指してはいけません。小さな目標をたくさん作ってクリアしていくのです。

勉強をするときに100%を求めてしまって、結局やる気が起きずに後回しにしてしまうケースがあります。

実際には、例えば中学校の定期テストで5教科が全部満点で500点を取る人なんて、ほぼいません。

ですから、まずは小さな目標をたくさん作りましょう。

それらを1つずつクリアしていくというやり方にしていくと、うまくいきます。

勉強のツールをフル活用するために

・参考書は1冊に絞ります。

例えば英語の文法書であれば、学校や塾で配布されたり、本屋で買ったりしますよね。

その中でも普段参考にするのは、自分のレベルに合った1冊のみにすることをオススメします。

参考書を何冊持っているかは、勉強をする上で全く重要ではありません。

3冊を1回ずつ学ぶより、1冊で3回学んだ方が、確実に成績は伸びます。

この点が分からずに、参考書コレクターになっている人は、少なくありません。

不安を解消するために

・成績が悪くても精神的な反省はしない。技術的な反省をします。

「どうしてあんなミスをしてしまったのだろう」と、クヨクヨする反省は良くありません。

ただ悩んでいるだけで、次に何も行動できなくなってしまうからです。

そうではなくて、間違った問題を見直して、自分がどこで間違ったのかを確認したり、勉強のやり方について振り返ったりということが良い反省です。

プロスポーツ選手でも、精神的に取り乱してしまうタイプはうまくいきません。次はどうすればいいのかを、淡々と考えて実行する。こういったことが勉強でも重要です。

特に中学生は、自分の精神状態をいかに調節できるかにかかっています。

まとめ

いかがでしたか?

勉強の環境ややる気、具体的なやり方までを超お得に学べました。

この本には他にも、
・空気なんて読むな!鈍感になってやりたいことをやれ!
・クヨクヨするな!最後は絶対うまくいくと信じろ!
・勉強とは思考の訓練と暗記だ!作業は勉強じゃない!
・暗記の方法は1つではない!体全体を使って暗記を楽しめ!
・最初に使う問題集は、5割正解できそうなものを選べ!
・勉強のモチベーションは「収入アップ」のためでいい!
・今の努力は、未来の自分への贈り物だ!

など、勉強ができるようになるコツが全部で100も書かれています。

安河内さんは、気持ちの部分に訴えかけるプロです。

「勉強のマインド」を整えたい、という人には宝物になる1冊です。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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