学習関連本

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」[坪田信貴](あり得ないことはないですよ。)

さっさ

どうも、さっさです。
今回は坪田信貴の「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

「死ぬ気で頑張るって、意外といいもんでした」一人の塾講師との出会いが、偏差値30の金髪ギャルとその家族の運命を変えた―坪田先生とさやかちゃんの1年半にわたる苦闘と慶應義塾大学現役合格までの奇跡をつづった、笑いと涙の実話が待望の文庫化。単行本版からストーリー部分だけを抜き出した、物語を楽しみたいあなたへ贈る特別版。読んだらきっと「ゼッタイ無理」に挑んでみたくなる、勇気をもらえる青春ストーリー!

「BOOK」データベースより

映画「ビリギャル」の原作ですね。

表紙のギャルはモデルさんで、本人ではないそうです。(ずっとダマされてました…)

勉強に悩む受験生にももちろん役に立ちます。

さらに子どもを成長させたい保護者や、部下を成長させたい上司にもピッタリの1冊です。

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この本から学べること

・大事なのは「メンタル・目標・計画」

自分が成功することを知っている。自分が天才だと知っている。こういった根拠のない思い込みが自分を伸ばします。周りがどんな反応をしようが、口にし続けることです。

指導経験から、結局メンタルなのは大賛成。強気な子や変な自信を持っている子は、伸びる可能性があります。(最初は言うことを聞かないこともあるので、そこは大変な時もあります汗)

そして、志望校を決めて、そこから逆算して勉強を始めます。

・暗記のコツ「ホールド法」と「ステップ法」

ホールド法は、1度覚えようと集中した後で、15〜30秒ぼーっとして、何も考えないようにしてから、思い出そうとする方法。これによって、覚えようとしたことが長期記憶へと移行しやすくなります。

ステップ法とは、1を覚えたら、次に2を覚えます。次に1・2の内容を目をつぶって声に出す。言えたら3を覚えます。次に1・2・3の内容を目をつぶって声に出す。次は4を覚えて、1・2・3・4の内容を目をつぶって声に出します。そして最後に声を出しながら、1度だけ書きます。これらをスラスラできるようになるまで繰り返すと、記憶に定着しやすくなります。

・ストレス解消法「日記を書く」

あまりに愚痴を言うと、周囲との人間関係が悪くなってしまいます。そこで坪田先生から「日記を書くこと」の提案。作中では、友人関係、元カレとの関係、受験に対するつらさ、あらゆることをありのままに。とあります。

今の自分の思考を紙に書き出す、というのはストレス解消にうってつけの方法です。順序もジャンルも関係なく頭に浮かんだことをとにかく書き出す。これを日課にしている企業もあります。やったことがない人にはオススメです。

まとめ

いかがでしたか。

物語が進んでいく中で、記憶の方法や心理学といった専門的な話が出てくるので、最後まで飽きずに読めます。

他にも、
・英語や日本史の具体的な勉強の仕方
・合格後のさやかちゃんからの手紙
・巻末付録 坪田式人材育成のためのテクニック

など、学びたい、学んでもらいたい人には気になることが書かれていますので、オススメです。最後のテクニックのところは、これだけでも買う価値があります。

例えば「何回言ったらわかるの?!」って叱り方ありますよね。正解は500回だそうです。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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