学習関連本

『中学の勉強のトリセツ』[著 梁川由香、マンガ しましま](勉強にトリセツっていいなー)

さっさ

どうも、さっさです。
今回は「中学の勉強のトリセツ」を紹介します。

この本は「やる気を出したい人」「成績を上げたい人」向けに書かれています。

中学生になって、勉強につまずかないように、最初から持っておいてもいいですね。

2021年度から教科書改訂により、中学生の学ぶ量が増えます。

例えば英語だと、単語が1200語から1800語になります。
仮定法や原型不定詞など、高校内容だった文法が中学校に下りてきます。

勉強の心構えややり方を早く学んでおくことは、もはや必須だといえます。

親で「社会なんて覚えるだけでしょ」とか子供に言ってしまっている人、いますよね。
今は社会も学ぶ量が増えていますから、大変なんですよ。

もちろん親にとっても有益な1冊です。
不安な人は、子供が中学生になるタイミングで、ぜひ買ってあげてください。

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著者紹介 梁川由香(やながわゆか)さん

東京都出身。立教大学文学部教育学科卒業。塾・家庭教師の授業を通して「やればできる」という勉強の楽しさや、成績の上がるテクニックを多くの子どもたちに伝えてきた。

僕も塾講師なので、同志ですね。書かれている1字1句に納得してしまいました。

内容を一言で表すと「勉強に関するすべて」

勉強に向かう姿勢、予習・復習、授業の受け方、定期テスト対策から高校入試の対策まで。
さらには、やる気を出す方法が具体的に書かれています。

表紙も印象が良く、勉強のすべてが1冊になっているのがいいですね。中身のデザイン、レイアウトも見やすいです。

マンガのところもあります。
独自のキャラクターが勉強について会話しているという感じです。
これは見やすい。

グッときたところを厳選

あなたの目に熱はあるか?

  • 今すぐ成績を上げてやる!
  • 次のテストで順位を上げる!
  • 志望校に合格したい!
  • あいつにテストで負けたくない!

こういう強い気持ちを持つことが大切です。

やる気があれば、すぐに成績は伸びます。

目標があって、やる気がみなぎっている。
常にこういう状態でいられれば、成績は上がります。

目標があって、やればできることに疑いがない人は、必ず成績が上がります。
でも逆の人は、不満や文句が先に出てしまって大変です。
やらない言い訳は、し出したらキリがないので、ほどほどに。

やればできる!が最強の合言葉

  • どうせ無理!
  • できるわけがない!

こんなことを言って、心にフタをしてしまっている人、大反省です。

こういうことを言っていると、本当に勉強ができなくなります。

「やればできる!」と信じて、できることから1つずつやってみるのが大切です。

授業も大事な勉強時間

  • 先生の話を聞いていない。
  • 眠たくてボーッとしてしまう。
  • なんだか授業がつまらない。

こんな感じで、中学校の授業に集中していない人、いますよね。

成績の良くない人ほど、「後でやればいいや」「テスト前にやればいいや」と考えがち。

でもこれって、結局パワーがすごく必要で、しんどいんですよね。

どうせなら、「授業中に全て理解する」意識を持つといいですよ。

英語の攻略法

英語は最も多くの国で話されている言語。
英語ができれば多くの人とコミュニケーションがとれ、世界が広がります。
スマホがあれば、自宅でも外国の人とつながることができます。

そのため、入試でも英語は重要視されています。
高校入試はもちろん、大学入試でも出題されます。
文系、理系と分かれますが、両方で英語が出題される大学がほとんどです。

英語を得意にするコツは、楽しく英語を勉強することです。

教科書を外国人になりきって音読したり、洋楽を聴いたり、映画やドラマを英語字幕で追ってみたり。

分からない単語は、電子辞書より紙の辞書がオススメ。
調べたらふせんをつけていくと、調べるたびにふせんが増えていきます。
ふせんが増えていくと、調べるのが楽しくなりますよ。

英単語は覚えなきゃ始まらない。

英語で絶対にやらなければならないのは、英単語の暗記です。

教科書を見ると、太字の単語と細字の単語があります。
細字の単語は、英語から日本語にできれば大丈夫。
太字はさらに日本語から英単語のつづりが完璧に浮かぶようにします。

覚え方でオススメなのは「単語カード」を作ること。
表に英単語、裏に日本語訳を書いておきます。

学校のバッグや制服のポケットに入れておいて、少し時間があったら見るようにします。

数学の攻略法

数学が苦手な人は「数学なんか、将来役に立たないよ」と言いがちです。

しかし、数学の知識は経済学や統計学など、データを扱うような文系の学問でも使いますし、理系のさまざまな学問で使います。

数学は暮らしを良くするための道具です。
数学を知らないというのは、米はあるのに、炊飯器の存在を知らないという感じです。

数学を得意にするには、「解き方を身体に染み込ませる」のが大事です。
公式の使い方や解き方を覚えて、そこに数字が当てはめられるようになればOK。

途中式は必ず残す

数学が苦手な人は、面倒くさがって、途中式を書かない=苦手ということが多いです。

数学が得意な人は、途中式をちゃんと書いています。
途中式を書くことで、道筋を整理しやすいですし、間違えた時にどこで間違えたのかを見直ししやすくなります。

途中式を書くようにしただけで、数学の成績が上がったという人も実際にいます。
最初は面倒かもしれませんが、慣れると速くかけるようになりますから、習慣にしましょう。

まとめ

勉強の全体像を早くとらえたい、という人。
この本はオススメですね。

特定の科目だけうまくいっていない。
そもそもどうやって勉強したらいいのか。

誰に聞いてもピンと来なかったものが、この本にはしっかり書かれています。

あとは、行動するだけです。

高校バージョンもあります。気になるあなたにぜひ。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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