学び・勉強

やってはいけない勉強法(中学生、定期テスト編)

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さっさ

どうも、さっさです。
今回は中学生がやってはいけない勉強法を深掘りしていきます。

スポーツや楽器は、上手な人をマネするのになぜか勉強は自分流に走ってしまう傾向があります。中には成功する人もいますが、比較的少なめ。多くの人が「やっているつもりなのに…」と悩んでしまうものです。

大丈夫。行動を変えれば成績は必ず上がります。

Instagram、Twitterに投稿したメモの写真です。

今回は1つずつ深掘りしていきます。

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やり始めまでが遅い。

「やればできる」ってよく先生とか親に言われますよね。

指導経験上「やり始めるまでの早さ」は、もはや実力のうち。やり始めることができないのも実力のうちです。

勉強ができれば人生イージーモードになることは決まっています。

大人の大半が「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と後悔しています。

あれこれ理由をつけて、いつまでもスタートできないのはもったいないですよ。

そもそも勉強時間が少ない。

成果が出ていない人ほど「やっている」と言います。ところがそうやって言う人に1週間の生活の記録をつけてもらうと、驚くほどやっていないことが分かるのが定番です。

モデルケース
部活が無くて、平日は午後4時〜5時に帰宅できるとします。
その場合、夕食までの2時間、夕食後の2時間を勉強時間とするのが標準です。

つまり平日は1日最低4時間やるのが標準ということです。これに達していない人は、勉強時間が少ないといえます。

では土日は?

起きる時間がのんびりな人は午前中に2時間、平日と同じく早めに起きられるなら3時間やります。そして昼食後に2時間、夕食までに3時間、夕食後に2時間。合計9〜10時間できれば上出来です。

これに達していない人は勉強時間が少ないといえます。

「えっ、そんなにやらなかんの?」と思った人。成長のチャンスです。勉強時間を増やすだけで点数が上がる可能性があります。

「そんなことありません!しっかりやっています!でも点数がよくないんです!」という人は次に進んでください。

完璧にこだわり過ぎ。

「今やっている勉強って、テストで点数になりますか?」と聞かれて「うっ」となる人は要注意。

例えば理科で顕微鏡や実験器具のリアルなイラストを時間をかけてノートに描いたり、英単語や漢字を覚えるためではなく作業としてびっしり書いていたり…

完璧を求めるがゆえに、点数にならないことをしてしまっている人は少なからずいます。

どうせ完璧を目指すなら「中学校で配布されている問題集やプリントを完璧に解けるか」にしましょう。

難問に時間をかけ過ぎ。

数学や理科の文章題でありがちです。考えても解説を読んでも分からずに、時間がたってやる気が無くなってしまうケース。

ではどうすればいいのか?

①早めに知り合いや先生に聞く。
最終的に自力でできるようになればいいので、考えても分からなければ早めに質問しましょう。

「早めに」がポイントです。「早めに」というのは、やる気が無くなってしまう前にということです。

実は質問できる人って、意外と少ないんです。プライドなのか見栄なのか。恥ずかしがったり面倒くさがったりするのはとにかくもったいない。周りに賢い知り合いや先生がいたら、とことん利用しましょう。

②捨てる
「今の自分はこのステージではない」と割り切って難問を捨てることができれば、他のことに時間を使うことができます。

よくあるケースは、数学で計算の練習をせずに文章題とずっと向き合っていること。これはよくありません。「あなたはまず計算を完璧にしなさい」とこれまで多くの生徒に言ってきました。

得意科目ばかりやってしまう。

勉強時間はそれなりにあるのに成果が出ない人の、よくある原因がコレ。

どうせやるなら、得意科目と苦手科目を組み合わせてやりましょう。

苦手科目で下がったモチベーションを、得意科目で戻すのです。

得意科目でモチベーションを上げておいて、苦手科目に取り組むんです。

点数は結局、行動量の差でしかありません。

英語ばかりやっている人は英語が良いに決まっています。

覚えれば取れるのに社会が良くない人は、周りが驚くほどやっていません。「そりゃできるわけないよね」という少なさです。

苦手科目を苦手だと決めつける。

中学生のいちばんの敵がメンタル。

苦手科目を苦手だと1度決めつけてしまうと、なかなか取り払うことができません。

人間関係でも1つイヤなところが見つかると、その人のことが全部嫌いになってしまうということに似ています。全てが魅力的な人なんていませんから、もっとおおらかにいきましょう。

勉強の科目も同じです。「どうせ将来使わない」と言ってしまえば勉強をしなくてもいい言い訳にできてしまいます。理解できるところが必ずあるはずなので根気強く向き合ってください。

テスト直前に一気にやる。

理科や社会、実技教科が後回しになりがち。テスト範囲は思ったより広くて消化しきれないのが定番です。

暗記ものこそ日にちをまたいだ繰り返しが必要です。

学校までの通学路は誰もが長い間忘れないものです。それは毎日繰り返し通っているから。犬がいたり、花が咲いていたり、謎のおばあさんがいたり…

勉強も同じです。暗記ものこそ前々からやっておきましょう。毎日飽きるほどやって、やっと定着するイメージです。勉強ができる人ほど時間と回数をかけてやっています。

まとめ

いかがでしたか?

成績を上げるためには「当たり前のレベルを上げること」です。

いつもより1時間早く始める。

いつもより1時間多くやる。

いつもより早く調べたり聞いたりする。

いつもより苦手科目に多く取り組む。

いつもよりちょっと本気でやる。

こういうちょっとした行動の変化が、大きな成長につながります。時間はかかりますが、今日の勉強が100につながる1だと思ってがんばってください。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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