「マスカレード・ホテル」[東野圭吾]あらすじ(ホテルと警察のコラボが面白い。)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「マスカレード・ホテル」ネタバレ無し。
2011年9月発行。文庫本は2014年7月発行。
2019年には映画化がされている大人気シリーズの1作目です。
どちらもずーっと引き込まれます。
「おもてなしの世界×人を疑う犯罪捜査」という相反する世界の交わりは、独自の面白さがありますね。
ただ、刑事の新田は原作ではもっと若いイメージ。木村拓哉の実年齢を考えてしまうと、少しギャップはありますね。気になるのは、その点だけです。
著者紹介 東野圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。
BOOK著者紹介情報より
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ホテルは大人の空間。
いつの頃からか、この国の多くの空間が若者や子供たちに占拠されるようになりました。大人が大人楽しくいられる場所というのが、本当に少なくなったと感じています。そんな中でホテルは最後の砦なのです。
そういった思いから、いつかホテルを舞台にした小説を書いてみたいと考えていました。単に舞台に使うだけではなく、ホテルそのものが主役となるような小説です。
後のインタビューで、東野さんはこんな風に語っています。
あらすじ
都内では3つの殺人事件が起きていました。
殺害現場に残された謎の数字。
その数字から、次の犯行場所がホテル、「コルテシア東京」であることが分かります。
しかし、分かっているのは犯行場所のみ。
ターゲットは誰なのか?犯人は誰なのか?何も分かりません。
そこで警察は、警察官たちをホテルマンに変装させて、コルテシア東京で潜入捜査をすることにしたのです。
最重要であるフロントに就くことを命じられたのが、刑事の新田浩介(映画では木村拓哉)。
そして、彼の教育係には山岸尚美(映画では長澤まさみ)が選ばれました。
人を疑う刑事と、人をもてなすホテル側。
最初は対立を繰り返しますが、やがて認め合い協力するようになっていきます。
この過程も面白い。
彼らの前には、怪しい人物が次々と現れます。
果たして、犯人は誰なのか?
ターゲットは誰なのでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
新田が髪を整えたり、お客様への対応を覚えたりして、ホテルマンとしてのスキルを上げていくところも印象的です。
また、無茶なことばかりを言って新田を苦しめるお客様が登場します。
実は過去につながりがある人なのですが、新田は最初思い出せず対応に悪戦苦闘します。
映画では、そのお客様を生瀬勝久が演じています。ハマり役ですよ。
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