【読了記録】名探偵の呪縛/東野圭吾(天下一、別世界へ)
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『名探偵の呪縛』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
あらすじと感想
図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の正体は? そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。
Amazon商品ページより
前作『名探偵の掟』は読んでいなくてもいいと思いました。
前作では大河原警部がなくてはならない存在でした。
でも今作では、シンプルに天下一が別世界に迷い込んで事件と向き合う感じ。
次々起こる怪事件。
密室殺人や人間消失、館の連続殺人という流れ。
『そして誰もいなくなった』『Xの悲劇』といったパロディーと思われる展開も。
ミステリー好きが読めば、「あ、これはあの小説に出てきたやつだ」なんて、より楽しめます。
前作はコテコテのコメディー感があったのですが、今作は違いますね。
本格推理小説が存在しない世界に迷い込んだ天下一。
そこにいる人々は本格ミステリーを知らないし、そんな本を読んだこともありません。
天下一になりきって読めば、別世界での不思議体験が思い切り楽しめます。
前作も面白かったし、今作もこれはこれでアリといえます。
今作は映像化がされていないようです。Amazonで検索しても出てきませんでした。プライムで見られないだけかな。
「火サス」のような2時間ドラマでやってないかなー。
全然やってていいし、見てみたいです。
東野圭吾の小説が原作の昔のドラマって、BSでたまに再放送されるんですよ。
もし「名探偵の呪縛」が放送されるなら絶対録画します。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説『名探偵の呪縛』の読了記録でした。
今作は読後に何か残るという感じではありません。
読んでいる最中、天下一に自分を重ねた体験を楽しむものと思います。
密室に消失に館の連続殺人。
犯人当ては難しいですよ。
僕は当てられませんでした。
それでは、また。
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