「鳥人計画」[東野圭吾]あらすじ(スキージャンプの世界も大変だね)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の推理小説「鳥人計画」あらすじと感想。
1989年5月に単行本、1994年に新潮文庫版、2003年に角川文庫版が刊行されました。
あらすじ
スキーのジャンプ競技で金メダルを期待される天才ジャンパーの楡井明。その楡井が毒殺されてしまいます。
捜査は難航しますが、警察に匿名の告発文が届きます。そしてコーチの峰岸貞夫が逮捕されます。
峰岸もかつては将来を嘱望されたスキージャンパーでした。しかし、夢半ばで引退。
その後、峰岸はコーチに就任します。楡井は峰岸がコーチとして所属した原工業の、スキージャンプ部の選手だったのです。
なぜ、峰岸は楡井を殺さなければならなかったのでしょうか?
峰岸は長期間に渡る勾留で、夜遅くまで続けられる厳しい取り調べを受けていました。
しかし、峰岸は一貫して楡井を殺害した理由を語ろうとしません。
その時行われていた、宮の森シャンツェでのジャンプ大会のことを気にして落ち着かない峰岸。警察は彼のために、ポータブルテレビを用意するのでした。
楡井が出場していないこの大会で優勝したのは、日星自動車に所属する杉江翔でした。
楡井と同じフォームで着地を決めた杉江。峰岸はテレビ画面を食い入るように見つめていました。
なぜ杉江は楡井と同じフォームで着地を決めることができたのでしょうか?
捜査が進むにつれ、明らかになっていく鳥人計画…
感想
スポーツ界にありがちな勝利至上主義に一石を投じる内容ですね。選手は勝ちたい。スタッフは勝たせたい。でも超えてはいけないラインってありますよね。なんとも歯がゆい。
東野さんはもともとスキーが大好き。スキーに関する豆知識やこぼれ話も随所に盛り込まれていて、ウィンタースポーツが趣味の人には、さらに面白いですね。
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