ビジネス・自己啓発

「なぜあの人は壁を突破できるのか 達成感を楽しむ57の具体例」[中谷彰宏](壁にぶつかった時に本当に好きかが分かる)

さっさ

どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「なぜあの人は壁を突破できるのか

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グッとくるところ6選

「正解」と「基本」は違う。

自分で壁を高くしてしまう人の特徴は、「正解」を探しすぎてしまうことです。

学校の勉強では、正解が1つしかありません。
しかし社会に出たら、正解は無限にあります。
何が正解でないが間違いかは、状況によって違います。

ただ、唯一の正解が無い代わりに、普遍の基本があります。

野球でもゴルフでもテニスでも、「このフォームが一番正しい」という正解はありません。
しかし、ボールが当たる瞬間は共通しています。
違うのは、バックスイングとフォロースイングの部分にバリエーションがあるところです。

壁にぶつかった時は、小手先のテクニックより、基本にかえることが大切です。
道に迷った時に、やみくもに前に進むより、とりあえず戻ってみるほうが遭難しないで済みます。

正解と基本は混同されやすいです。

お金や才能のせいにすると、チャンスを逃す。

壁にぶつかるのは、誰の責任でもありません。

「○○が悪い」という悪者を作ってはいけません。
分かりやすい悪者の身代わりとして、「お金や才能がない」と言いがちなのです。

そうすると、自分の中で「仕方がない」と言い訳して、継続をやめてしまいます。

壁にぶつかったら、淡々と継続することが大切です。

「継続は力なり」と言います。
成果が上がらなくなった時に、どれだけ継続していけるかが分かれ道になります。

壁にぶつかることは、悪いことではありません。
あなたが成長しているから壁にぶつかっているだけなのです。

壁にぶつかった時、本当に好きかどうかがわかる。

本当に好きなことをやっている人は、どんなことをやっても成功するし、幸福になれます。

好きかどうかは壁にぶつかった時に分かります。

ムスッとして諦める人は、そのことが本当は好きではないということです。

自分がそのことを本当に好きかどうかを教えてくれるのが壁です。
もしやめたいと思ったら、やめればいいのです。

勉強や仕事、趣味で壁に当たった時に「自分はこれが本当に好きなんだろうか」と考えれば、その答えは壁が教えてくれます。

病気で入院したサラリーマンが、「果たしてこれでよかったのだろうか。本当は子供の時にやりたかったことがある」と、仕事をやめることがあります。
それは入院したことがきっかけになったのです。

振り返ることは、後ろ向きに考えることではありません。
自分の内面に気持ちが向くということなのです。
壁のおかげで、自分と向き合うきっかけが生まれたのです。

周りの環境のせいにするのではなく、自分自身を見つめ直すことです。

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ゆっくり成長する人が、大きく成長する。

よく言う「壁」と言うものは、実は壁では無いことが多いはずです。

上達のペースが落ちたり、止まったりすると、「壁」と言う表現をします。

何を基準にそう思っているのでしょうか。
実は、他人と比べているに過ぎないのです。

後から始めたのに、どんどん上手くなって自分を追い越していく人。
SNSで見かける自分よりすごい人。
こういう人たちと比べてしまっているだけなのです。

こういう時は、他の人とはリズムが違っているだけだと思うことです。
上達のペースには個人の特性があります。
淡々と継続していれば、自分の個性にあった最も速いスピードで上達できます。

ペースではなくリズムです。
それを他人と比較しても意味がありません。
トップと比較したら、「自分のペースが順調だ」と思えるはずがありません。

トップ以外の人は、「自分のペースは遅い」「自分は今壁に当たっている」と考えてしますのです。

そんなことに惑わされずに、自分のリズムに合わせて淡々と継続していきましょう。

どこが疲れているかを知れば、疲れはとれる。

壁にぶつかると疲労します。
壁を乗り越えていく時には達成感があるので、疲労は解消します。
壁を乗り越えられない時の方が、乗り越えた時よりも疲れます。

疲れることはもちろん大切です。
疲れを否定してはいけません。
「何となく疲れた」もいけません。
自分の体のどこが疲れているかを意識するのです。

例えば、肩こりを意識できない人がいます。
重症になって慢性化すると、肩こりを意識できなくなってしまいます。

「肩がこらない」と言っている人は、実は意識できないほどかたくなってしまっていることが多いのです。
マッサージに行くと、マッサージ師さんの指が入らないくらいカチカチになっています。
そこをほぐしていくと、最初は痛くなかったものが、だんだん痛くなってきます。

「マッサージで余計痛くなった」と言う人がいます。
それは、余計痛くなったのではありません。
やっと痛いと感じるところまで回復できたのです。

正しく疲れること、正しく痛くなることが大切です。
今自分の体のどこが疲れているのかを、細かく意識しましょう。
この身体感覚を持つことです。

ほとんどの人が「なんか最近疲れがたまっている」と言います。
細かく疲れを説明、自覚できないのです。
自分の疲労がどこにたまっているのか。どれぐらいの量なのか、正しい疲れなのか、細かく把握していきましょう。

病気で手遅れになる人は、「自覚症状がない」と言います。
普通なら自覚症状がない病気は、病状を自覚するようになったら致命的です。

勉強や仕事における精神的なストレス、いわば「精神痛」にも注意してください。
精神痛についても、どこの精神が痛みを感じているか、どこに疲労物質がたまっているかを日々意識するのです。
その疲労物質を流してしまえばいいのです。

どこが疲れているのかを細かく意識できたら、その疲れをためなくて済むのです。

壁にぶつからないで一流になった人はいない。

「壁」にぶつかることは、一流の条件です。
順調に進んでいると理解していいのです。

壁にぶつかると言うことは、調子がいいということです。
調子が良くなければ、壁にぶつかることができません。

試合に1回負けたとか、ちょっと調子が悪かったという時に「壁」という表現はしません。
それは壁ではありません。
壁はもっと大きな流れ、1年単位でくるようなものが、本当の「壁」です。

練習もして、準備も整えて、やる気もあって、別に体調が悪いわけでもなく、正しいやり方をしているのに、成績が伸びない時期があります。
これが本当の「壁」です。

スランプや壁を言い訳にして逃げてはいけません。
全てをとことん分析しても悪い理由がない時に、初めて「壁」と言えるのです。

まとめ

いかがでしたか?

僕はこの本を、大学生の時(2003年)に読みました。

この本からはたくさんのパワーをもらって、前向きに過ごすことができました。

この記事を書いている2021年からはずいぶん前のことです。

ですが、38歳になった現在でも、色褪せない魅力がありますね。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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