【読了記録】自分の中に毒を持て/岡本太郎
どうも、さっさです。
岡本太郎の著書『自分の中に毒を持て』を読みました。
読了記録を書き残します。
発行 2017年12月20日
読了 2022年9月7日
読んだきっかけ
YouTubeでマコなり社長の動画を見たのが、きっかけです。
動画を見たのは2020年4月。
コロナ禍が始まったばかりで、学校は2回目の緊急事態宣言でお休み。
塾にも子どもたちを呼べない状況で、何かできないものかと、もがいていた時期。
YouTubeでパワーをもらおうと検索して、マコなり社長の動画を見つけました。
動画を見ていると、常識にとらわれずに前に進むエネルギーがガンガン入ってきます。
そんなマコなり社長が「人生が変わった」と言っている本が、この『自分の中に毒を持て』でした。
でも、動画自体のパワーがすご過ぎて、本を読むのは後回しにしていました。
転職前は、この手の本を読んでも会社ではどうにもなりませんでした。孤独で退屈で恐怖政治がある、という感じの会社でした。
しかし、転職して、パワー全開でイケる環境になりました。
そんな最近、ふと本屋さんでこの本が目に入って、「これだ!」とピンときました。
内容と感想
みんなどうしても、安全な道の方を採りたがるものだけれど、それがだめなんだ。人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。計算づくでない人生を体験することだ。誰もが計算づくで、自分の人生を生きている。たとえば美術家でいえば、美術家というのは、人に好かれる絵を描かなければならない。時代に合わした絵で認められないと、食ってはいけない。生活ができない。だけど、ぼくはまったく逆のことをやって生きてきた。ほんとうに自分を貫くために、人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた。1度でいいから思い切って、ぼくと同じにだめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。それが生きるパッションなんだ。
「BOOK」データベースより
少数派でいい。
流行は関係ない。
自分がどう思うか。
誰にも好かれなくていい。
無難に生きるな!
ざっくり言うと、こういうことがブワーッと書かれています。
具体的にこう考えよう、こう振る舞おう、ということは書かれていません。
でもそれは、自分の頭の中に勝手に浮かんできます。
この本は超絶優秀な先生であり、師匠であり、メンターになってくれます。
僕は一気に全部読むという感じではありませんでした。
少し読んでは我が身を振り返って、「もっとこうしたい!」「次はこうしよう!」という良い思考が次々とわいてきます。
そうやって、ちょっと立ち止まって考えている時間が心地良いのです。
「だ・である調」で書かれているのもいい。
これだけズバズバ言い切ってくれる人って、身近になかなかいません。
「紙の本かKindle版か」という議論がありますが、この本はダブルで買ってもいい。それくらいオススメできる本です。
家では紙の本でじっくり読んで、出先ではKindle版を読むなんて、いいんじゃないでしょうか。
Kindle版はグッときたところを長押しでマークして、保存できます。読み終えた後は、そこだけをサクッと見ることができます。
こういう本を読んでいると、「この部分、誰かに言いたい!」という時、ありますよね。
そういう時はマークしたところをそのままTwitterでツイートすることもできます。これは僕もたまにしています。
電車の中では9割の人がスマホを片手に何かしています。ほぼSNSかゲームかユーチューブです。
読書をしている人なんてごく少数。何かが気になってネットで調べ物をしている様子もありません。多くの人にとって、電車の中は時間を潰すための場所なのです。
そんな中、一人だけ岡本太郎の本を読む。
その空間で悩みや不安を解決しようとしているのは、あなただけということになります。
うん、いいじゃないですか。
まとめ
今回は岡本太郎の『自分の中に毒を持て』の読了記録でした。
これはずっと手元に置いておきたい1冊です。
マコなり社長が「原点はこの本にある」と言うのは、ものすごく分かります。
この本は勉強を頑張る中学生にもオススメです。スマホであらゆるジャンルの成功者を見て、どこに向かえばいいか分からない人は多いはず。闘魂注入しましょう。
大学生にもオススメしたいです。時間も体力もある大事な時期。でも何をしたいか、何をなすべきかって考えて過ごしている人って、実際そう多くないんですよね。もしそんな状況にモヤモヤしているなら、この本はオススメです。きっと何かのきっかけになりますよ。
それでは、また。
この本の購入はこちらから↓