「ドタン場に強くなる50の方法」[中谷彰宏](崩れないことも大事だよね。)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「ドタン場に強くなる50の方法」から、成長のきっかけを共有しましょう。
ドタン場に強い人って、あこがれますよね。
緊張してしまって、ここぞという時に力を発揮できないというのは、多くの人が抱える悩みです。
まえがき 才能のある人にしか、ドタン場は与えられない。
最終的に勝つ人と負ける人の差は、ドタン場での勝負です。
何かが足りない人は、ドタン場で崩れたり、ドタン場で差をつけられなくて負けてしまいます。
勝負に強くなるためには、いかに「ドタン場力」をつけるかです。
どんなに長い試合でも、ドタン場といえるのはほんの一瞬で、そう何回もあるものではありません。
それは仕事でも勉強でも同じです。
長期間にわたるプロジェクトも、勝負どころの一瞬があります。
受験勉強の成功も、ドタン場で1点を落とさないで取れる人と、ケアレスミスをしてしまう人に分かれます。
「ドタン場に追い込まれる」とよく言いますが、すべての人がドタン場に追い込まれるわけではありません。
ドタン場に追い込まれるためには、そこまで頑張らなければいけません。
努力と才能がなければ、ドタン場にめぐり会うことはありません。
ドタン場にたどり着ければ、そこからが決勝戦です。
ドタン場にめぐり会うことは、それだけその人が頑張っていて、決勝戦を戦うだけの才能を神様から与えられたということです。
ドタン場で負けた人がいても、ドタン場までたどり着けたことが頑張った証になるのです。
ドタン場に強くなるきっかけ3選。
ドタン場で八つ当たりする人が、負けていく。
最後に勝つのは、ドタン場で、崩れなかった人です。
ほとんどの人がドタン場で、自ら崩れます。
ドタン場では、特殊な力を発揮するのではありません。崩れないように気をつければいいのです。
崩れていく代表的なパターンは、周りの人に八つ当たりを始めることです。
ベストコンディションで臨めないことがあります。そういう時に八つ当たりを始めると、考え方がネガティブになります。
八つ当たりにエネルギーを使うと、本来集中しなければいけない自分の対象に集中できなくなります。自分が何をやっているのかも分からなくなって、あげく、八つ当たりしていることにすら気づかなくなります。
自分を冷静に、客観的に見る目を持つことです。
勝つことより、「自分の◯◯を成長させる」を目指す。
ただ勝つことを目標にしていると、ドタン場力は出せません。
もちろん勝つことは重要ですが、勝つことが最も高い志である人は、しょせん勝つことしかできません。
100%うまくいって、やっと勝てます。2割引きなら勝てません。
勝つこと以上の志を持つことができれば、2割引きだろうが5割引きだろうが、勝つことができます。
勝つことより高い志は、「自分の◯◯を成長させること」です。◯◯は今あなたがやっていることで、自分で決めていいのです。
成長させるポイントを決めると、決断力がついてきます。
「こんなところで守りに入っていては、成長することはできない」と考えて、積極的にプレイできるようになります。
守りに入って勝つよりは、勝負に出て負けた方がまだいいのです。
たとえ負けても、成長することで、自分のドタン場力のキャパシティーはもっと大きくなります。
悪条件は、他の選手も同じ。
ドタン場では、誰もが平等です。
ドタン場では、「よくぞここまで重なっているなぁ」と思うくらい、さまざまな悪条件が整っています。
悪条件は他の選手も同じです。
ドタン場で弱い人は、「悪条件は自分だけだ」と感じてしまいます。
ドタン場力のある人は、「この悪条件はみんな同じなんだ」と感じます。だから、条件が悪くてもクサりません。
悪条件はみんなに平等です。自分だけに不利で、周りの人に有利と感じられるのは、あなたが精神的に負け始めている証拠です。
本当にドタン場力のある人は、「みんなに同じ悪条件が課せられているんだ。でもその中では、自分の方がちょっと有利なんじゃないか」と考えるのです。
自分が有利に感じられる要素を見つけ出すと、精神的なゆとりになります。
まとめ
いかがでしたか。
八つ当たりしない。
成長のポイントを意識する。
悪条件はみんな同じ。
ドタン場に強くなるための大事なポイントです。
この本には、他にも有益なことが載っているので、気になったらぜひチェックしてくださいね。