「マンガ はじめての他人の心理学」[ゆうきゆう](他人は変えられないけど、知らないなら知るべき)
どうも、さっさです。
今回はゆうきゆうの「マンガはじめての他人の心理学」
こんなあなたにオススメ。
- 人間関係のストレスを抱えている。
- 人間関係のちょうどよい距離感をつかみたい。
- 心理学の知識を学んで、よりよい人間関係を築きたい。
本の内容
- PART1 行動パターンに隠れたココロ
- PART2 見た目でわかるココロ
- PART3 好き・嫌いの心理学
- PART4 会話でココロが見えてくる
- PART5 チームワークのココロ模様
このシリーズは全部で6冊。
身近なことから、心理学の知識がサラッと学べるので、オススメです。
他の本はこの記事の一番したに貼っておくので、興味があれば、ぜひ読んでください。
この本は「他人の心理学」ですが、読んでいると、つい自分のことに置き換えて考えてしまいます。
ですので、結局自分のためになります。
著者について ゆうきゆう
精神科医。ゆうメンタルクリニック総院長。2008年、上野に開院後、池袋、新宿、渋谷、秋葉原にも開院。カウンセリングを重視した方針で、50名以上の医師が年間約70000件のカウンセリングを行っており、心安らげるクリニックとして評判が高い。
Amazonより
また、医師業のかたわら、心理学系サイトの運営、マンガ原作、書籍執筆なども手がける。『マンガでわかる心療内科』(少年画報社)の原作、『ココロの救急箱』(マガジンハウス)など、著書多数。
グッときた内容を3つピックアップ
いつも自信がなさそうな人は、無条件の自尊感情を持つべし。
「自尊感情」とは「自分には価値がある」「自分のことが好きだ」という気持ちです。
- 他人の顔色をうかがう。
- オドオドしている。
- 発言の場でボソボソと話す。
こうしていつも自信がなさそうに見える人は、自尊感情が低いといえます。
こういう人は「人は人、自分は自分」と自分を受け入れるところから始めるといいですね。
やりたいこと・言いたいことを我慢しすぎるのは良くありません。
それはもうできている、という人は、「ありのまま」が悪く受け取られることもあるので、バランスですね。
まわりの人と比べたがる人は、どう比較するかによって心の状態が表れる
自分より上の相手と比較する「上方比較」
下の相手と比較する「下方比較」
この2つがあります。
見た目や環境、成績など、いろんなことで人と比べてしまいますよね。
塾講師として気になるのは「○○君よりは良かったもん」と、自分の悪いテスト結果を正当化する生徒ですね。
こういう人は成績が伸びにくいです。
ただ、あまりにも上ばかりを追いかけ続けても、疲れてしまうので、バランスが大事です。
つらい時は「下方比較」で乗り切って、また「上方比較」でがんばる、という感じがいいですね。
そもそも日本人は比較し過ぎ、という説もあります。
アメリカでは隣の家との距離が遠かったり、そもそも髪や肌の色が違うので「比べる」ということがあまりないそうです。
日本人はみんな似たような見た目をしているので、つい比べてしまうというところはあるかもしれません。
人は見た目で判断される
私たちは表情やしぐさ、服装やにおいなど、言葉以外の部分からも強い印象を受けています。
これを「ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション」といいます。
同じ話を聞いても、印象の良し悪しが変わってしまいますよね。
学生の時にいかにモテるか。
営業でいかに売れるか。
というのは、非言語によるところが大きいです。
ですから「モテている人・売れている人のマネ」をしてもなかなかうまくいきませんよね。
また、ある1つの特徴を相手全体の印象にまで広げてとらえる「ハロー効果」というのもあります。
例えば「見た目がいいから、性格も良いであろう」という感じですね。
まあ、元々の見た目は変えられないので、大事なのは「感じがいい人」に見えることですね。
「清潔感があって、前向きで明るい」というのを無理しない範囲で実践できると、印象がガラリと変わる人もいます。
塾で子供たちを見ていると、見た目と成績に相関関係があるのが分かります。
前向きで明るい人は成績が良くて、後ろ向きで暗い人は良くないんですね。
やらない言い訳をやめるだけで、成長のスピードが確実に上がるので、塾では思考や発言についてのアドバイスもしています。