【読了記録】警視庁文書捜査官/麻見和史(文字から犯人見つけるぞ)
どうも、さっさです。
麻見和史の小説『警視庁文書捜査官』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedで発見しました。
今までに無いタイプのミステリーと思い、即ポチ。
読書端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
警視庁捜査第一課科学捜査係文書解読班―仰々しい名前から掛け離れた「資料保管室」という別名を持つ部署に配属された、鳴海理沙と矢代朋彦。捜査資料の整理と分類に明け暮れる毎日だったが、理沙には、「文章心理学」を応用した文書解読員としての捜査が期待されていた。そして、杉並区で起きた殺人事件で初の出動命令が下った。現場で二人を待ち受けていたのは、右手が切断された遺体。被害者の身元が分かるものは無く、レシートに書かれたメモと不可解なアルファベットのカードが現場に残されていた。被害者の右手はなぜ切断されていたのか?そして、メモとカードは何を意味しているのか。やがて、文書から被害者に辿りついた理沙の閃きが、捜査に突破口をもたらす。
「BOOK」データベースより
ほどよい軽さの小説でした。
文字マニアの鳴海理沙のひらめきで事件が解決に向かうのですが、警視庁の屈強な男たちの中で自分の考えを伝えるのは、なかなか難しそう。
正しいひらめきであるはずなのに、周りは最初は理解してくれない。そんな状況は学校や職場でもありますよね。そんな理沙に同情しながら読み進めました。
小説での警察の捜査というのは、歩き回ってナンボというところがありますからね。
メインの謎は、なぜ最初の被害者の右手首が切り取られていたのか、ということ。これを軸に読み進めていきます。
まあ、ミステリーを色々読んでいれば、衝撃の結末ということはありませんが、これはこれでいいですよ。
サクッと読めるミステリーは一定の需要がありますから。
強いて言えば、理沙にもう少し色気が欲しいところ。
化粧っ気がなく、本当にただの文字マニアというキャラ。
同僚の矢代と行動を共にしていますが、この2人の関係は本当にただの同僚というだけです。
「ストロベリーナイト」の姫川みたいに、もう少し美人だったら、警視庁内でもう少し立ち振る舞いがしやすかったのではないでしょうか。
まあ、色気があって賢い女性となると、相沢沙呼の小説とかぶってしまいます。ですので、こちらはこれでいいのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は麻見和史の小説『警視庁文書捜査官』の読了記録でした。
このシリーズ、全部で9巻あるみたいです。
最初の3巻だけKindle Unlimitedで読めるようになっています。(『新宿鮫』と一緒だな…そういう戦略なのかな)
じゃあ、3巻までは読もうかな。
もしかしたら理沙と矢代の関係に進展があるかもしれませんしね。
それを期待しながら。
それでは、また。