【読了記録】名探偵のいけにえ ー人民教会殺人事件ー/白井智之(愛だな、愛)

どうも、さっさです。
白井智之の小説『名探偵のいけにえ ー人民教会殺人事件ー』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
読んだきっかけ
『2023年度版このミステリーがすごい!』国内編第2位ということで。
第1位の『爆弾』は既読だったので、2位を読みました。(『爆弾』は2022年下期直木賞候補にノミネートされました。抜群に面白かったのですが、惜しくも受賞なりませんでした。)
「このミス」を追いかけて何年かたちます。正直面白くない作品もありますが、この作品は読む前にピンときました。(僕はホロヴィッツの小説がイマイチなんですよね…。)
絶対面白いと信じて読んだ結果、ちゃんと面白かったですね。オススメです。
もし1位の『爆弾』が2022年の出版ではなかったら、『名探偵のいけにえ』が1位でも文句なしです。
小説は電子書籍で読んでいます。僕はKindle Oasisで読みました。
あらすじ
病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。
Amazon商品ページより
調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒(おおとや)は、次々と不審な死に遭遇する。
奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか?
圧巻の解決編一五〇ページ!
特殊設定、多重解決推理の最前線!
評価
☆☆☆☆☆(星5)
涙が出ないと星5にしないと決めていたのですが、そんなもの、くだらないと気付かされました。
圧倒的面白さ。
ミステリー小説は何冊も読んでいますが、このパターンは初めて。
ジョーデンタウンの人々は、事故で足や腕を失ったのに、そう思っていないくらい宗教に忠実で、奇蹟を信じています。
そんな人たちに殺人事件の推理を披露する探偵・大塒(おおとや)。奇蹟を信じる教徒たち用の推理と、現実のものと二重推理を展開。
その披露っぷりも実にお見事。しかし、物語はそこで終わりません。
なるほど、ページ数的にずいぶん早く解決編が始まったと思ったら、そういうことか、と。
ネタバレは避けますが、衝撃が待っています。
二重推理だけでも十分面白いのに、そこからさらに度肝を抜かれる展開。
ああ、早く既読者と話したい。
こんな結末があるのか。
大塒は…。
読後に分かる、タイトルの奥深さ。改めて表紙を眺めて、しばし呆然…。
うーん、言えないのがもどかしい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は白井智之の小説『名探偵のいけにえ ー人民教会殺人事件ー』の読了記録でした。
事件の犯人推理からの更なる展開は、かなりの衝撃がありました。主観では、サッカーW杯で日本がドイツ、スペインに勝ったのと同じくらいのインパクト。
普段は自分の忘備録として、このブログを書いているところがあります。
でもこの小説は、そんなことしなくても、いつでも内容を思い出せるくらい、記憶に残るものだといえるでしょう。
文庫派の人、3年も待つのはもったい無いですよ。気になるなら単行本でもサクッと買いましょう。
ミステリー好きなら、一読の価値ありですよ。
それでは、また。