勉強法 得意教科の男女差を知る。<男子編>
男子は数学が得意な人が多いです。
1つの公式で多くの計算問題が解けることを好みます。
図形でも書かれていない線によく気が付いて、角度・相似・円周角といった単元がよくできる人が多いです。
ただ、字が丁寧ではない人、漢字や文章読解が苦手な人は、文章題で式が立てられずにつまずきます。
一方で、コツコツ練習することは好まない傾向があります。
英語は、中学3年間でおよそ1200語(2021年度からは1800語)を学びます。ですが、コツコツ練習しないので、単語力が追いつきません。
したがって数英で比べれば、英語の方が苦手という人が増えます。だから模擬試験では数学の偏差値が60なのに、英語は45という極端な人も出てきます。
ちなみに高校では5000語以上を学びます。これを知っていると、中学生が「英語が苦手で…」なんて漏らしているのは、この先が思いやられ過ぎます。
数学は何かに気づけばクリアできる、自分で解く、速く解けたらすごい、という特徴があります。そのゲーム性ともいえるものが男子の性に合っているといえます。
電車の中では、学生から30代までの男はほぼ全員スマホでゲームをしています。「勝利・支配・管理・やり込み」といった男を象徴する要素が、ゲームには詰め込まれていますからね。
ちなみに男の子を持つ母親である人。多くの人が我が子に「字が汚い。全然勉強しない」と言います。女性はもともと字が丁寧で、コツコツ勉強する人が多いので、余計に気になってブツブツ言ってしまうのだと思います。
具体的なアクションプラン。
「英語が苦手な人はどうすればいいのか」
・まず、意識改革。「英語は数学よりも圧倒的にやることが多い面倒な教科である」と今受け入れること。
・新出語句を覚えて解けることにゲーム性を見出すこと。
・英語の価値が高いことを認識すること。プログラミングの言語は全て英語。だから例えばエンジニアになりたいのに英語が苦手なのは、痛過ぎます。後悔するくらいなら、脳が若いうちにできるだけ吸収しておくべき。
・英語は音読、シュチュエーションのイメージを優先すべき。文字列を見たり書いたりしているだけではなかなか覚えられません。音や画像・映像を積極的に取り入れましょう。これは他の教科にもいえます。