【読了記録】リターン/五十嵐貴久(リカに関わってはいけなかった……)
どうも、さっさです。
五十嵐貴久の小説『リターン』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
発行 2015年11月。
読了 2022年5月5日。
映像化された「リカ」シリーズ2作目です。
読んだきっかけ
2022年3月、災害・パニック小説が読みたいと思って検索。五十嵐貴久の消防士・神谷夏美シリーズ3冊にたどり着きました。
→2022年4月に文庫化された『マーダーハウス』を即買い、即読み。
→そのまま五十嵐作品を何冊か読もうと決めました。『リカ』を読破して、この本にたどり着きました。
『リカ』までの5冊は全てこのサイト内で読了記事を書いています。
よかったらご覧ください。
五十嵐さんならではのこと
SNSで読んだことを投稿すると、僕の場合は必ず反応して頂けます。
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Instagramではいいね、コメントが頂けます。
作家本人に感想が届いている、というのは興奮するものがありますね。
僕は小説を読むなら電子版
小説なら、電子版がオススメ。
僕はKindle Oasisを使っています。
本屋めぐりが趣味の僕から見ると、東野圭吾と宮部みゆき以外の小説はだいたい電子版があります。
スマホアプリ「Kindle」もありますが、スマホは通知や他のアプリが気になってしまうので、僕にはイマイチ。
スマホはどこかに置いて、読書専用の端末で小説を読む。
いいじゃないですか。
あらすじと感想
高尾で発見された手足と顔がない死体、それは、10年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と共に捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子と結婚の約束をした恋人・捜査一課の奥山から連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。
「BOOK」データベースより
シリーズ1作目『リカ』でリカから頑張って逃げてきた本間。残念ながら遺体で発見されます。
逃走中のリカを追うのは、コールドケース捜査班の尚美と、同僚の孝子。
関係者の話やNシステムを駆使して、徐々にリカに近づいていきます。
驚かされるのは、リカの戦闘能力の高さ。
読んでいると、華奢でちょっと美人な看護師というだけの気がしますが、リカと向き合った人はまあひどい目に遭います(汗)。
描写がグロいので、苦手な人は要注意です。
でも好きな人にはたまらないでしょうね。
間違いなくゾッとして興奮できます。
Amazonのレビューを見ると、1作目に比べると淡々としている、などと評価は低め。
でも、1作目を読んでいる前提があってのこの本。セットで考えれば十分面白いですよ。
1作目でのリカの恐ろしさは継続しています。
出会い系サイトなんか絶対登録しないぞ(笑)。
ちなみに、Amazonで調べたら、マンガがありました。手っ取り早く把握したい人にはオススメですね。
次作は…
このシリーズ、続編があります。
どうやらリカの小中学生の頃の話のようです。
実生活でもそうですが、やばい人って最初からやばいんですよ。
例えば職場にいる頑固なベテランなんかは、だいたい若手時代も頑固で苦労してきています。本人は美談のように語りますが、まあ周りは迷惑しているものです。
リカもやばいんだろうなあ。
まあ楽しみに読ませてもらいます。
それでは、また。