五十嵐貴久

【読了記録】マーダーハウス/五十嵐貴久(シェアハウスにサイコパス登場!)

さっさ

どうも、さっさです。
五十嵐貴久の小説『マーダーハウス』を読みました。

文庫本が2022年4月8日発行。読み終えたのは4月12日。

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読んだきっかけ

Twitterで五十嵐さんのツイートを見て知りました。

この時期、消防士・神谷夏美シリーズ3冊を読み終えたところでした。このシリーズで僕の推し作家となった五十嵐さん。

読了ツイートにはもれなくいいね、リツイートしてくださいます。Instagramでも読了投稿すると、いいね、コメントが頂けます。こういうところも読む動機、モチベになりますよね。

消防士。神谷夏美シリーズ1作目『炎の塔』の読了記録はこちらから↓

あらすじ

希望の大学に合格し、引っ越し先を探していた藤崎理佐は、ネットで偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つけ、暮らすことになる。そこは海外セレブの別荘のように豪華な外見、充実した設備、格安の家賃と好条件ばかり。しかも同居するのはテレビの某番組に出てきそうな美男美女だった。憧れの地で楽しい日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。不安を抱いた理佐は高校時代の同級生、高瀬弘に相談する。違和感を覚えた弘はサニーハウスを調べることにするが、そこから恐怖は一気に加速していく!予想外の結末、震撼のサイコミステリー!

新潟から上京してきた理佐。大学では史学部、歴女としてのスタートを切ろうとしています。

プールがついている豪華な建物、このシェアハウスの家賃がたった45,000円!破格の物件を見つけた理佐。バイト先も見つけて、同居人たちと関わりながら、楽しい大学生活がスタートするはずでした。

そこで、同居人が立て続けに死亡します。警察は事故死と断定しますが、明らかにおかしい。

何が起こっているのでしょうか…

感想

・序盤の描写は、自分の学生の頃を思い出させます。

若いっていいですね。シェアハウスで知り合った男女が、いろいろ話すうちに恋仲になって。理佐がおとなし目なので、話しかけてくる男たちが余計に引き立ちます。

自分の学生時代と勝手に重ねながら、「この中の誰が死ぬんだろ?」と小説モードは忘れていません。そうしているうちに「この人は死んでほしくないな」と思っていた人が最初に死んでしまいました(汗)

プロローグでシェアハウス内での殺人の場面があるので、この本について何も知らなくても「誰かが死ぬ」という前提で読めます。

え、僕の学生の頃はどうだったかって?「秘め事」というのは、秘められているから「秘め事」なんですよ。まあ、いくつかの忘れられないことは、この先もずっと忘れません。

・終盤での恐怖感の加速は一読の価値あり。

Kindle版だと43%まで何も起きません(アガサ・クリスティーの『ナイルに死す』と同じですね)。楽しい学生生活、男女間の会話が続きます。

そこから1人、また1人といなくなって、誰が犯人なんだろう?となかなか明らかにならないところにヤキモキ。それも束の間、終盤でのサイコパス登場に、恐怖感が一気に加速。

「君だったのか!」

Kindle版と紙の本はどっちがいいのか?

小説はKindle版一択です。(東野圭吾のような超人気作家は紙しかないので仕方なく紙で買います。)

メリットとしては、

・最初から紙の本より安いことが多い。
・Amazonでポチれば、すぐに読める。発売日の0時からでも読める。
・売る手間が省ける。(紙の本はどうせ5円か10円にしかならない)

・カバーも買えば、
布団に入っても置いたまま読める。寝ながら読んで肩が凝ることがありません。

紙の小説本の唯一のメリットは

・ある程度の厚さの本を読んでいるという実感

これだけです。

図鑑のように定期的にパッと開いて探したいものがある本は紙の方がいいですが、小説はKindle版がオススメです。

しかも、スマホではなくKindle端末がオススメ。

スマホでもKindleアプリがありますが、

・通知に邪魔されて集中できない。
・他のアプリのことが気になって集中できない。
・ブルーライトが目に悪い。

こうしたデメリットから、Kindleのような読書専用の端末がオススメです。

よかったらAmazonをご覧ください↓(ちなみに僕はoasisを使っています)

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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