【読了記録】リメンバー/五十嵐貴久(やばい女リカ。第5弾。)
どうも、さっさです。
五十嵐貴久の小説『リメンバー』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
発行 2019年12月5日
読了 2022年5月
「読むの早っ」って言われます。
実はGWの連休中にほとんどどこにも行かずに小説ばかり読んでいました。読み終えた本の感想のアップが渋滞しているのです。
1冊あたり約3時間で読めますから、日常生活の中でもそんなに時間のかかることではないですよ。
セリフだけ読んでいれば、地の文は飛ばし読みで大丈夫なところもあって、時間短縮できる部分もあります。
まあテレビは見ませんし、スマホもあんまり触らないので、そこは特殊かもしれません。
読んだきっかけ
五十嵐貴久作品は消防士・神谷夏美シリーズから読み始めて、2022年4月には文庫化された『マーダーハウス』をすぐ読みました。
続けてこの「リカ」シリーズに入っています。
「リカ」シリーズは全部で6冊あって、これが5冊目です。
読んだことをTwitterやInstagramでアップすると、五十嵐さん本人がまあ見つけて「いいね」してくれます。
自分の感想に作家からの反応があるって、良いですね。
あらすじと感想
バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。フリーの記者で、二十年前の「雨宮リカ事件」を調べていたという。模倣犯か、それともリカの心理が感染した!?精神鑑定を担当した立原教授の周りでは異常かつ凄惨な殺人が続発する。現場付近で目撃された長い黒髪の女は何者なのか?リカの闇が渦巻く、戦慄の第五弾!
「BOOK」データベースより
終わったはずの「雨宮リカ事件」。
ところが、被害者が切り裂かれていたり、ひらがなで早口にまくし立てる人が現れたり、どう見てもあのやばい女・リカの再来。
リカはもういないはずなのに……。
立原教授の周りにいる研修生の中で、羽島結花子という人物が登場。
あれ?確かリカの妹って「結花」だったよな……。
何だかよく分からない状況に、読む手が止まりません。
すると、終盤には驚きの展開が。
そう来ますか。
それは盲点でした。
五十嵐さんの中にはかなり前からこの作品の構想があったそうですが、なるほど言われてみれば確かに……。
今回もこれまでのシリーズ作品と同様、何人かが途中でひどい目に遭います。
あらすじ紹介にある「リカの心理が感染した!?」というのが、今回のポイント。
科学では説明がつかないのですが、確かにリカの性質が他の人間に登場している、という不思議。
『リング』に始まる貞子シリーズが思い出されます。あれも怖かったな……。
このシリーズも、あと1冊になりました。
次の『リフレイン』は、看護学校時代のリカの話のようです。
堪能したいと思います。(どうせ目立つ人や邪魔な人がリカによって消されていくんだろうなあ……)
それでは、また。