【読了記録】サンタのおばさん/東野圭吾(え?絵本だ……)
どうも、さっさです。
東野圭吾の『サンタのおばさん』を読みました。
発行 2001年11月15日。
読了 2022年5月7日。
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読んだきっかけ
東野圭吾作品を全部読む計画を進めています。
これで100冊中99冊読みました。
本屋さんになかなか無かったものの1つで、Amazonで買いました。
あと1冊は加賀シリーズ最新作『希望の糸』。
残りあと1冊。
既に多少の達成感とともに、「ああ、ついに終わってしまうのか」と喪失感もあります。
早く達成したいのに、まだ終わらせたくない。それどころかずっとこの生活を続けたい。昔読んで、まだ感想をアップしていない作品の再読でもしてみようか。そんな不思議な気持ちがしています。
ちなみに、僕が東野作品で読む順番の参考にしていたり、その小説のちょっとしたネタを仕入れたりしているのは、これです↓
あらすじと感想
今年もイブが近づいて、恒例のサンタクロース会議が開かれます。その年から新たに加わることになったサンタは何と女性。女性サンタを認めるかどうかで会議は大騒ぎに…。
「BOOK」データベースより
Amazonで届いてビックリ。
まさかの絵本でした。
袋を開けて本を取り出すと、
「あ、その本クラブ(児童クラブ)にある。面白かったよ」と、小4の娘が言いました。
東野圭吾の本で、娘の方が先に読んでいる作品があるとは(汗)。
肝心のストーリーは、絵本ながら多様性を考えさせられるものになっています。
サンタクロースといえば男性。
でも、女性でもいいのでは。
既にいろんな国にいるサンタクロースだって、短パンだったり赤い服を着ていなかったりと、様々。
「なぜサンタクロースは男性だと決めてかかるのかね」
このセリフだけで1ページ全て使われているところが、この本の印象的なところ。
他の小説と同様、読後には感動と問いかけがあるのでした。
ちなみに。
この本ができた経緯に『片想い』という小説があります。
映像化もされています。
この小説の中で、「金童」という劇団が演じたことのある芝居に「サンタのおばさん」がある、という設定です。もちろん架空の話なのですが、実際に本にしてみようと、執筆したそうです。
『片想い』は、男とは何か?女とは何か?と、多様性を問う内容となっています。その問いかけが、『サンタのおばさん』にも通じているわけです。