美しき凶器/東野圭吾 序盤のあらすじと見どころ(やばい女、登場)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「美しき凶器」序盤のあらすじと見どころ。
序盤のあらすじ
かつて世界的に活躍した男女四人のスポーツ選手が、ある男を殺した。男は彼らの消し去らねばならない過去を知る唯一の人物だった。足のつかない犯罪を実行したはずの彼ら。しかし一人、また一人と何者かに襲われていく!迫りくるその姿は、さながら“毒蜘蛛”のようで―!得体の知れない何かに追い詰められる恐怖を鮮烈に描いた傑作サスペンス!
「BOOK」データベースより
4人のスポーツ選手が、共通の事情から仙堂之則を殺害。
屋敷ごと燃やして、安心していました。
ところがその様子を防犯カメラで見ていた女がいました。
女は主人を殺された復讐として4人の命を狙います。
身長は180センチ以上、褐色の外国人で、運動能力抜群の女です。
見どころ
・女の運動能力の高さ、圧巻のバトルシーン!
女は自転車で山梨から東京に行ったり、何キロもの道のりをモノともせずに移動します。
犯行に及ぶ時も圧倒的速さと強さで、向かい合った者はやられるしかありません。
東野作品では珍しく、格闘シーンがあります。
文字だけでここまでリアルな情景が浮かぶのか、と度肝を抜かれます。
この作品、実写化は無理ですね。
主人を殺された復讐を果たそうとする外国人女性役の俳優が現実世界に見つかりません。
・女を追う警察が、状況整理を手伝ってくれます。
外国人の女、4人のスポーツ選手たち、警察、これらがチャプターごとに入れ替わりながら話が進んでいきます。
警察での動きが、それまでの状況整理の役目をしていて、把握がしやすいです。
助かります。
・ドーピング疑惑の真相とは?
外国人女性と4人のスポーツ選手は、ドーピングについての秘密を抱えていました。
この点の真相も気になりながら、進んでいきます。
「記録を求める選手と、悪魔のお助け」という要素は「鳥人計画」でも描かれていましたね。
僕はハンドボールをやっていて、途中で自分の能力の限界を悟ったことがあるので、気持ちがよくわかります。