「マスカレード・イブ」[東野圭吾]あらすじ(山岸と新田が出会う前の物語。)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「マスカレード・イブ」ネタバレ無し。
前作の「マスカレード・ホテル」を知っていると、より楽しめます。
著者紹介 東野圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。
BOOK著者紹介情報より
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あらすじ
ホテル、コルテシア東京のフロントクラーク、山岸尚美。
警視庁捜査一課の新田浩介。
これは、2人が出会う前の物語です。
それぞれの仮面
ホテルの客としてやってきた宮原隆司。
実は、尚美の元恋人です。
宮原から尚美に電話がかかってきました。
一緒にいた女性が突然部屋から消えてしまい、しかもその女性は自殺をする可能性があるということです。
宮原はすでに結婚していて、その女性は宮原の愛人です。
事を大げさにはできないので、内緒で探してほしいということでした。
あきれつつも協力をする尚美でしたが、やがて意外な真相を知ることになります。
ルーキー登場
実業家である田所昇一が、何者かに殺された。
妻の美千代の証言から、容疑者として1人の男が逮捕される。
その男は、妻が経営する料理教室の生徒、横森仁志でした。
横森は、美千代を自分のものにするために殺したのだと自供します。
事件は解決したように思えましたが、なぜか新田浩介だけは、この事件の動機に違和感を覚えていました。
仮面と覆面
コルテシア東京に怪しい5人組が宿泊します。
彼らは27歳の女流作家、タチバナサクラの熱狂的なファン。
彼女がこのホテルに泊まっていることを突き止めて、なんとか会おうと企んでいるのでした。
タチバナサクラは生年月日以外は非公表の覆面作家。
しかし、その正体は50歳前後のおじさん。
編集担当者から、この事実がバレないように協力をお願いされます。
尚美は協力していく中で、さらに驚くべき真実を知ることになります。
マスカレード・イブ
泰鵬大学教授の岡島孝雄が刺殺されました。
岡島教授は、新しい半導体材料の開発の研究をしています。
その利権をめぐるトラブルとして、共同研究者の南原准教授が最重要容疑者となります。
しかし南原は、犯行時刻のアリバイを主張します。
不倫相手と大阪のホテルにいたということです。
南原はなかなか不倫相手の正体を明かさないので、捜査は難航。
不倫相手をかばおうとするする南原の真意とは?
新田がその謎を明らかにしていきます。
まとめ
いかがでしたか?
タチバナサクラのくだりは、本当にありそうな気がして、ホテル側の苦労がうかがえます。
作家がホテルにこもって執筆することは、あるあるなんでしょうかね。
第1弾の「マスカレード・ホテル」に続いて、この作品も一気読みしてしまいます。
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