「白銀ジャック」[東野圭吾]あらすじ(ゲレンデに爆弾?!)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の推理小説「白銀ジャック」ネタバレ無し。
2010年10月15日初版発行。
雪山シリーズの第1作です。
ゲレンデに爆弾がしかけられます。シンプルな設定と、スリリングな展開。一気読みしてしまいます。
この後「疾風ロンド」「雪煙チェイス」「恋のゴンドラ」とシリーズは続きます。
あらすじ
新月高原スキー場。
ある日、「ゲレンデに爆弾をしかけた」というメールが届きます。
「3日以内に3000万円用意すること」とも書かれています。
スキー・スノーボードの国際大会を控えています。
大ごとにはしたくないので、警察には届けられません。
パトロール隊員の根津。
経験豊富な女性隊員絵留、偶然話を聞いてしまった新人の桐林とともに、爆弾探しが始まります。
一方、滑走禁止区域にたびたび入っている女性スノーボーダー。
根津はこの女性を、追いかけては逃げられていました。
指示通りに3000万円を用意すると、犯人はいとも簡単に、そのお金を奪って逃走します。
そして、新たに3000万円を要求してきます。
女性スノーボーダーは、スノーボードクロス選手の瀬利千晶。
以降のシリーズ作品でも、根津といいコンビプレイを見せてくれます。
・・・
果たして、犯人は誰なのでしょうか?
なぜこんなことをするのでしょうか?
まとめ
スキー場の利益を優先する経営者。
罪の意識に悩まされる者。
ただの身代金目的の犯行ではなく、1つの事件で多くの人の人生が変わってしまうのだということを知ることができます。
著者の東野さんは、中学生の時から10年間ほどスキーをやっていました。
20代半ばにスキーで大怪我をしてしまい、それ以来雪山からは足が遠のくようになりました。
時がたち、44歳。
雑誌「スノーボーダー」の編集長から新品の板が送られてきたことで、再びゲレンデへ。
滑っては転び、転んでは滑って、子供に戻ったようでした。
世の中にはこんなに楽しいことがあったのだな、もっと早く始めていればよかった、としみじみ思ったそうですよ。
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