「一日に24時間もあるじゃないか 時間を味方にする50のヒント」[中谷彰宏](うん、時間はあるよ)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「一日に24時間もあるじゃないか」
1997年初版。
文庫にもなっています。
電子書籍にもなっています。
グッとくるところ5選
スピードを上げれば、質も上がる。
仕事でも何でも、ゆっくりやるほどきちんとできるという思い込みがありませんか。
これは大きな勘違いです。
落ち着いてやった方が質が上がるというのは、思い込みにすぎません。
スピードを上げたほうが質は上がります。
これは、忙しい時ほど本が読めるのと同じです。
暇な時は本は読めません。
スピードが速い人は、実は労働時間が長いだけです。
自分のスピードが人並みだったら、労働時間を増やす。
労働時間が同じだったら、スピードを上げる。
結局、スピードをあげて労働時間を長くした人の勝ちなのです。
食べ放題のお店に行けば、元を取ろうと頑張ります。
カラオケに行ったら、たくさん歌おうと思います。
でもどうして仕事になったら、できるだけ短い方がいいと考えるのか。
結局その人は、その仕事が好きではないのです。
「わかりました」から「動く」までの時間で差がつく。
行動力のある人は「わかりました」までが早いのではありません。
仕事ができるというのは「わかりました」から「終わりました」までの時間を詰めて短くすることなのです。
仕事の遅い人は、仕事の内容を理解できていない人ではありません。
「わかりました」と言ってから「終わりました」というまでの時間が長い人です。
「わかりました」から「終わりました」までの時間が長くかかり、そのまま人生は終わってしまいます。
これは仕事だけのことではなくて、人生いかに生きるべきかという問題です。
ほとんどの人が「わかって」います。
当たり前なこと、そんなことは今更あらためて言われなくてもわかっているとみんな感じています。
みんなわかっているけれども、やっていないのです。
人生において成功する人は、好きなことをどんどんやっていく人です。
わかっていたらすぐに始めましょう。
忙しい時に、人間は最も充実した人生を生きている。
人間は暇な時には楽しめません。
のんびりやっている時には楽しめないのです。
いつも忙しいと思いながら、忙しい時ほど充実した時間を過ごしています。
「これが終わったらひと段落」と思いながら、このひと段落がなかなか来ない。
学生もそれなりに忙しくて、就職活動がなかなかできないとみんな言います。
でも就職すると、もっと忙しくなります。
特に新入社員の頃は、自分でスケジュールを決められなくて、忙しさの質が違ってきます。
時間の段取りを自分で決められない。
ちょっと頑張っても忙しさは変わらない。
でも忙しい人間と暇な人間って、本当はいません。
「忙しい」という自覚症状で2通りの人間に分かれます。
1つは、忙しくて悲惨だなと思う人です。
もう1つは、忙しくて楽しいと思う人です。
楽しいと思っている人は、「えーい、忙しい」と言いながらニコニコしています。
忙しさをエンジョイできる、スピードをエンジョイできる。
ところが、忙しいことを悲惨だと感じる人は、なかなか時間が経ちません。
学校の授業と一緒です。
売れない芸人で、早く忙しくなりたい、過労で倒れてみたいと思っている人はたくさんいます。
「お前、これやっておけ」と言われる。
雑用を任されるのが、どんなにうれしいことか。
仕事のない人間にとって、こんな幸せな状況はないのです。
きちんとする時間がないからできないという人は、永遠にできない。
時間が余っているということは、絶対にありえません。
時間は常に圧倒的に足りないのではなくて、やや足りないのです。
余っている人は世の中に1人もいません。
客観的に見ると、いろいろなことをやっている人と、暇そうにしている人がいますが、「時間がもうちょっとあったらいいのにな」というのが、時間に対する共通の感覚です。
社会人になったら「学生ってなんて暇なんだろう」と気づきます。
ところが暇なくせに、学生は学生なりに忙しいと感じているのです。
忙しいと感じるのは、行動力がないからです。
行動力のない人ほど、「時間が足りない」と感じるのです。
「1日になんで24時間しかないんだろう」と言う人は、行動力のない人です。
「1日24時間もあるじゃないか。わあ、いろんなことができる」と思える人が、行動力のある人です。
きちんとやる時間がないからできないと言っている人は、一生できません。
きちんとやる時間なんて一生訪れません。
「忙しいからできない」と言う人は、忙しくなくてもできないのです。
みんな忙しいけれども、やっている人はやっている、やっていない人はやっていない、それだけのことです。
やりたいことは、今すぐ始めればいい。
日本人は仕事を始める時期が遅すぎるのです。
20歳そこそこになって、自分のやりたいことを始めているようではもう遅いです。
例えば料理の世界では、海外では14〜15歳から始めます。
これが当たり前です。
日本人ほど奥手な国民はいません。
「好きなこと」「やりたいこと」を始めるのが遅すぎます。
勝負は、いつスタートして何年頑張っているかで決まります。
遊びと仕事を分けているうちは、結局その人はやりたいことを仕事にしていないということです。
仕事はガマンの時間、何とか自分の時間を見つけて好きなことをやる、というふうに分けてしまっているのです。
海外には、そういう職業観はありません。
やりたいことを仕事にするのです。
まとめ
いかがでしたか。
「忙しい」
「なかなかやりたいことができない」
こんな気持ちが少しスッキリしたのではないでしょうか。
久しぶりに再読して気がつきました。
この本は比較的「、」が少なめですね。
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