「死ぬときに後悔すること25」[大津秀一](人は死に際に何を想うのか)
どうも、さっさです。
今回は大津秀一の「死ぬときに後悔すること25」
この本はこんなあなたにオススメ。
- 毎日が退屈な人。
- 生きる意味とは?と悩む人。
- 自分が病気になったり、周りで不幸があったりして、死について考えるきっかけができた人。
この本を手に取ったきっかけ。
結論からいうと、「大病をわずらい、命の重さやはかなさに気付いた」ということです。
僕は25歳の時に全身アトピーで包帯男になり、3ヶ月休職して自宅療養していた時期がありました。仕事のストレスと食べ過ぎが原因でした。そこに至るまでに体重が82kgから92kgになっていました。
唇の周りもかきむしって傷だらけになってしまい、ひどい時は口の開閉がいちいち痛いので、食事ができませんでした。
手の指先も10本全部かきむしってしまい、グーパーするのも痛いわ、接触そのものが痛いわでケータイすらメールが来ても触れない時がありました。
寝ているしかない日々です。元々活動的なタイプなので、毎日じっとしているしかない状況はかなり苦痛でした。
そして思います。「もう死にたい」と。
当時恋人だった、現在の妻の前で初めて大泣きしました。
「生きている意味がない」
「自分は何の役にも立っていない」
その1年前には父親が癌で他界していました。ですので、「命」の大事さやはかなさについてより考えるようになりました。
グッときたところ
22 自分の生きた証を残さなかったこと。
本文より
17歳で亡くなってしまった、白血病の女子高生が残した手紙のことが書かれています。
「ありがとう。私のために泣き、苦しみ、疲れ、身を捧げんとしてくれた人たちへ。」
感謝の気持ちが込められたその手紙は、当時の関係者だけでなく、世界の誰が見ても勇気づけられるはずです。
今は手紙や本、動画や作品と、残す手段は色々あります。
残すことで、自分の後悔が減ったり、人の生きるエネルギーになったりするかもしれません。
まとめ
「死」について考えること自体、日本では避ける傾向があります。
でもこの本を通して、新たに考えたり、思考を深めたりする程度であれば、オススメです。
この本は「死」について書かれていますが、自己啓発にもビジネスにも応用が効きます。
ぜひ読んでみてください。