「なぜあの人はリーダーシップがあるのか 人望が集まる54の具体例」[中谷彰宏](プロになってからこそ練習だね)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「なぜあの人はリーダーシップがあるのか」
2002年12月5日、初版発行。
この本は初版で買いました。2021年時点でも自宅の本棚にあります。
20代の頃に読んで、パワーをかなりもらいました。学生時代にはゼミにサークル、就職してからは塾講師としての仕事にもとても役立ちました。
現在38歳で再読しても、学びがありますね。
こういう本は読む時期によって感じ方が変わるので、もし自宅の本棚に自己啓発系の本があれば、うかつに捨てたり売ったりしない方がいいかもしれません。
「別にリーダーなんて興味ないし」というキャラの人もいますよね。
でもリーダーと接する場面、ありませんか。
リーダーではなくて、支えるタイプの人であっても「リーダーがどういう生き物なのかを知る」というテーマで読んでみるのも、きっと面白いですよ。
グッとくるところ5選
人を動かそうとしても動いてくれない。その人のために自然に動いてくれるのだ。
部下はなかなか動いてくれません。
もちろん、自分の仕事もあります。
部下が動いてくれないと、自分の仕事がますます増えます。
チームで仕事をするときに人を動かすというのは、実は自分が動くのと同じくらい大切なスキルです。
でも人は、動かそうとして動くものではないのです。
「動け」と命令して人を動かすことは不可能だと割り切りましょう。
その人のために動きたくなるような人間に、自分がなっていくのです。
これが「人望」です。
人望のある人は、人の動かし方で困ることはありません。
「どうしたら人を動かせるか」などと考えることもありません。
どうしたら人を動かすことができるのかと考えているような人は、人を動かすことなどできません。
リーダーで一番大切なことは、人の動かし方ではなく、人望があることなのです。
表現する人に、人は魅力を感じる。
人望のある人は、コミュニケーションのとれる人です。
コミュニケーションをするためには、表現ができないといけません。
上司と部下の会話でも、親子の会話でも「最近、どう?」「最近、お忙しいですか?」というのは、表現力が欠けています。
表現は、ベースに観察力がないとできません。
画家は、筆遣いが上手なのではなく、見る力があるのです。
カメラマンも、写真の現像が上手なのではなく、「今ここが素晴らしい」と見つける力を持っているのです。
なんでもない日常の中から、非日常を見つけます。
「一見普通だけど、ここがすごい」と見つける観察力を持っています。
表現の行き着くところは、観察力です。
観察することが、すなわち気を遣う、その人に気配りすることにつながるのです。
画家やカメラマンの「今を切り取る力」
憧れますね。
観察力を意識して過ごせば、日常生活がもっと面白くなりそうですね。
プロになるために練習するのではない。プロになってからこそ、練習が必要なのだ。
ボウリング場に行くと、プロが練習しています。
先生から教わっているのです。
ほとんどの人は、プロになるために、先生について練習します。
でも、本当はプロになってからの戦いの方が厳しいのです。
勉強でも同じことが言えます。
東大に合格するためにヘトヘトになっているようでは、使い物になりません。
大切なのは、東大に入ってからの勉強です。
プロになっても、先生に教わって練習する習慣を持っている人には、人望が集まります。
なぜ毎日練習するか、理由などありません。
いくつになっても、どんなに成功しても、たとえチャンピオンになって頂点に上りつめたとしても、練習するのです。
タイガー・ウッズは、プロゴルファーの頂点に立っているといっても過言ではありません。
でも、練習をやめません。
練習する癖がついているのです。
ゴルフコースの設計など、もっと儲かることはたくさんあります。
でもそれをしないで、試合当日も練習しています。
自分が優勝した試合の後も、練習しています。
こんな人には勝てません。
部下より、練習・勉強・仕事をするのです。
年齢を重ねたり、出世したり、ある程度のレベルに達すると、練習しなくなってしまうことがあります。
大反省ですね。
むしろ、そこからが本当の始まりですね。
本当にしたいことは、習慣になっているから、時間がなくてもできる。
「こうするときっとかっこいい」、「人望が集まるに違いない」と演技しているようなことは、すぐにバレます。
その人が無意識にやっていることがかっこいいのです。
無意識でやっていることは、癖であり、習慣です。
別にわざわざ時間を作ろうと考えているわけではありません。
その時間が、自然とできているのです。
「忙しくて本が読めない」という人は、確かに忙しいかもしれませんが、本を読む習慣がないだけです。
本を読むことが、忙しいにもかかわらず習慣化されていることがカッコいいのです。
習慣は、すぐ身につくものではありません。
コツコツとやっているうちに、自然に身につくものです。
習慣は最強です。
理由もなく、毎日淡々とできてしまうわけですからね。
チャンスを探している人は、理由もなく、毎日淡々としていることを振り返ってみるといいかもしれません。
時間にルーズで、人望がある人はいない。
人望のある人には、共通点があります。
「時間の約束を、きちんと守れる」ということです。
時間にルーズなのに人望のある人は、まずいません。
時間にルーズな人は、相手との時間の小さな約束を守れない人です。
「5分や10分くらい、いいじゃないか」と言うのは、「5万や10万はいいだろう」と言っているのと同じです。
お金の貸し借りは記憶に残りやすいです。
でも、時間に遅れる側は、忘れてしまいます。
いつも自分が遅れて、相手を待たせてしまっているという意識すらありません。
待つ側になると、それが初めて分かります。
時間をルーズにしていると、「あの人はルーズだよ」という噂が定着します。
これは怖いことです。
人望のある人は、常に向上心を持って練習するし、勉強する癖を持っていて、時間にも正確です。
コツコツ練習して、コツコツ勉強して、向上心を持って成長し続けている人で、時間にルーズな人は1人もいません。
塾講師の評価も、時間に対する考え方で分かれます。
生徒の人気がない講師は、授業開始時間に遅れ、終了時間をオーバーします。
また、出社時間がギリギリの講師は、上司に評価されません。
まとめ
いかがでしたか?
中谷さんの本からは、圧倒的なパワーが出ています。
今を生きるパワーがもらえます。
どれだけ時が立とうとも、人の心は変わりません。
学生や20代と、若いうちに学んでおけば、いい歳の取り方ができますよ。
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