【読書記録】ファントム・ピークス/北林一光
どうも、さっさです。
北林一光の小説『ファントム・ピークス』を読みました。
読書記録を残します。
あらすじと感想
長野県安曇野。半年前に山で行方不明となった妻の頭蓋骨が見つかった。三井周平は悲嘆に暮れながらも、遭難場所から遠く離れた場所で発見されたことに疑問を持つ。あれほど用心深かった妻に何があったのか? 数週間後、沢で写真を撮っていた女子大生が行方不明に。捜索を行う周平たちをあざ笑うかのように第三の事件が起こる。山には、一体何が潜んでいるのか!? 稀有の才能が遺した、超一級のパニック・エンタテインメント!
Amazon商品ページより
ヒグマとの対決を描いた話でした。
序盤では猿もちょいちょい出てきて、猿たちの襲撃なのかな、と思っていました。
この本を読む前に増田俊也『猿と人間』を読んでいたので、余計「猿かな〜」という予想がありました。
でも、被害に遭った人たちは、どう見ても巨大な生き物によって傷つけられたような描写。これは熊だな、と中盤で確定します。
でもここで謎が1つ。
日本では北海道にしかいないヒグマがどうして長野県にいるのか?
この謎の解明も、この小説の見どころとなっています。
一気に読みました。『猿と人間』はめちゃくちゃ怖かったのですが、この小説はそうでもありませんでしたね。この手のものも色々見てるからなー。
でも、初めての人には怖くて仕方がないと思います。きっと「長野県の山には絶対行かない!」という人も出てくるのでは。
勉強になったのは熊と出会った時の対処法。
熊を見たままじっと後ずさりするのが正解だそうです。
逃げてしまうと、追いかけてきてしまうのだとか。
昔からよく言われる死んだふりというのは、記載無しでした。
作中に出てきた熊撃退用の「辛子スプレー」も初めて見たもので興味深い。
試しにAmazonで検索してみると、辛子スプレーはありませんでしたが、ペッパースプレーなるものがありました。
レビューを見ると、護身用に買ったというだけでまだ誰も使っていないようです。まあ現実世界はこんなもんでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は北林一光の小説『ファントム・ピークス』の読書記録でした。
いつも警察小説ばかり読んでいるので、たまにはこういうパニックものもいいですね。
自分や身近な人をもっと大事にしようと思えます。
あと、この小説で言えば「山をなめてはいけない」ということですね。
昔、登山をしていた頃が懐かしい。食べ物や装備のベストを考えるのが楽しかった。
それでは、また。
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